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新卒1年目が新卒0年目に贈る、5+1冊の「エンジニア虎の巻」

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はじめに

こんにちは!新卒1年目のrs_tukkiです。

エンジニアとして入社してからもうすぐ1年。最初は右も左も分からなかった私ですが、先輩や上司の方々にしごかれ指導していただきながら、なんとか機能開発に携われるようになってきました。

さて、今回は技術そのものとは少し違うお話です。

現在2月。
あと2か月もすれば新しく新卒として入社される、言わば「新卒0年目」の皆さんは、期待と同時に、どのように仕事を進めていけばいいのか、どうすれば説明会で会った先輩たちのようになれるか...という不安もお持ちだと思います。
残念ながらそういったコツは実際の業務の中で身に着けていくしかありませんが、そのヒントなら、古今東西のあらゆる書籍に転がっています。

そこで今回は、新卒1年目の私が、新卒0年目のエンジニアにオススメしたい、5冊+1冊の必読書...いえ、「虎の巻」をご紹介します!

まずは「仕事のやり方」から

エンジニア、というと皆さんの中には、ただずっとパソコンに向かってコードを書いていればいい、と思っている方もいるかと思います。
ですが、実際の仕事は何も自分一人だけで進めていくものではありません。 例えば自分たちの作ったものを資料にまとめて営業の人たちに説明したり、発生した問題に対して皆で対応策や回避策を考えたり...と、パソコンを使わない作業も意外と多いのです。

とはいえそんなときに、「自分はプログラミングしかできないから」と投げ出すわけにはいきません。むしろ、直接業務に関係するためにその時になってからでも学ぶことができるプログラミングよりも、
文書の書き方問題に直面したときの考え方
そして、そういった作業をこなしつつ本来の業務を遅らせないための取り組み方
こそが「今、このタイミングで知っておくべきこと」なのだと思います。

ここでは、そういったことを知れる本を3冊ご紹介します。

<文章嫌いではすまされない! > エンジニアのための伝わる書き方講座

<文章嫌いではすまされない! > エンジニアのための伝わる書き方講座

<文章嫌いではすまされない! > エンジニアのための伝わる書き方講座

大学時代に真面目なメールを沢山書き、重要なプレゼンを常にやっていた、という人はあまりいないのではないでしょうか。
ですが就職した後は、たとえエンジニアであっても説明のためにメールを送ったり資料を書いたりと、とにかくプログラム以外にも「書く」作業がかなり増えます。
そこで一番重要なのは、「必要な情報だけを、正確に、分かりやすく相手に伝えること」です。
この本では「誰に」「何のために」文章を書くのか、ということから始めて、図や表の作り方など、情報を的確にまとめて伝えるための方法が書かれています。よく、「コミュニケーションは仕事で一番大事なスキルだ」という人がいますが、その意見の是非はともかく、「誤解なく伝えられること」は必ず役に立つはずなのです。

問題解決力を鍛えるトレーニングブック

問題解決力を鍛えるトレーニングブック (かんきビジネス道場)

問題解決力を鍛えるトレーニングブック (かんきビジネス道場)

発売は2002年と結構古い本です。が、今でも十分参考になる内容だと個人的には考えています。
安易に問題と言っても様々ですが、この本ではまず「問題」の定義とは何か?ということから考え始め、いきなり解決に取り組むのではなく、いったい何が原因なのか、どうすれば解決したと言えるのか、といったことを体系立てて「基本手順」としてまとめています。
実際に起こった問題に対する解決の事例も追えるので、エンジニアとしての問題にも十分応用が利く本です。

脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術

脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術

脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術

こちらは逆に昨年4月に発売されたばかりで、私も今まさに読んでいる途中の本です。
一般的に仕事は1日8時間。特にエンジニアだと残業が多く、9時間も10時間も働くことがあるかもしれません。毎日そんなに長い間集中して取り組めというのも無理な話ですし、実際私も集中力が途切れ途切れになって注意されてしまうことがありました。
この本では、いわゆる「生産性」を叩き出す方法として、上手く集中力を維持しながら、効率よく時間を使う方法について解説しています。
「雑念が出たら紙に書け」というのはちょっと意外でした。

評価されるエンジニアとは?

...何やら偉そうなことを 言っているように思うかもしれません。私もそう思います

プログラミングの世界には「まずは動くようになることが大事」という格言があるらしいですが、当然ただ動くようになっただけでは、ただごちゃごちゃしたものが出来上がっているだけです。
自分のコードが先輩や上司に評価されるためには、まずそのコードが読みやすいものでなければいけません。それは技術力とはまた別のところにありますが、例えるなら部屋の整理整頓をきちんとできるか、といったところでしょうか。

このように、これからエンジニアとして働く皆さんが、「デキる」エンジニアになるためには、ただ技術があるだけでなく、それをどう実際の業務で生かすか、というところまで求められているのだと思います。

コードの綺麗な書き方開発への心構えなど...基本的なプログラミングを覚えた人たちが、そういったノウハウを知ることが出来る本*1を2冊ご紹介します。

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

エンジニアとして就職すると、当然ながら仕事としてのプログラミング技術が必要で、コードを書くことも多いと思います。
大学では、自分がコードを書いても、それを読むのはせいぜい自分と教授くらいだったかもしれません。しかし、仕事では一つのコードを多くの仕事仲間で編集するので、当然分かりやすさは大事になってきます。
分かりやすい変数名の書き方、分かりやすいコメントの書き方、分かりやすいロジックの組み立て方など...ベテランのプログラマでも意外とできていない「分かりやすさ」のための技術がまとまっている本です。

プログラマが知るべき97のこと

プログラマが知るべき97のこと

プログラマが知るべき97のこと

既に沢山のブログで「初心者向けの必読書」として紹介されているので、もう読んだことのある人もいるのではないでしょうか。
実に73人ものプログラマによる97本のエッセイ(日本語版には更に日本人8人による10本)がまとめられています。「浮動小数点数は実数ではない」のような数学に近い話から、「関数の『サイズ』を小さくする」などの実際のプログラミングにも役立つ内容、更には「ハードワークは報われない」などといった働き方に関する話まで。
全てを実践する、というのは無理がある(というか矛盾する話もいくつかある)のですが、「デキる」人たちはこういうことを意識しているんだな、ということを覚えるだけでもいいと思います。

【おまけ】エンジニアじゃなくても読んでほしい「新卒虎の巻」

最後に、オススメの本をもう一冊だけご紹介します。
ですがこちらは、営業職向けの内容も多く含まれているため「エンジニアの虎の巻」とは言えません。
それでも今、このタイミングでなるべく多くの「新卒0年目」に読んでいただきたい、「新卒の虎の巻」です!

入社1年目の教科書

入社1年目の教科書

入社1年目の教科書

オススメ、という割に、この本に書いてあること自体は「仕事は絶対やりきろう」とか「早く出すことを意識しよう」とか「仕事に対する見方を変えよう」とか、割と当たり前に思われることです。
ですが、そんな当たり前が全部で50個。入社したばかりのやる気に満ちている時であればともかく、しばらくすると数多くの「当たり前」に取り組むことを忘れてしまうかもしれません。
そんな時に、この本に乗っていたことを思い出して自分のやり方を見つめ直す。そうしてまた入社したときのやる気を復活させる。そんな読み方ができる本だと個人的に考えています。だからこそ、入社する前の今に読んでおいてほしいのです。 まあ、50個の中には「宴会芸を死ぬ気でやれ」とか「同期とは付き合うな」とか個人的にどうだろうと思うものもあるのですが...

おわりに

私が入社してから今までに読んだ本の中で、「これは絶対に役に立つ!」と感じた5+1冊をご紹介しました。
もちろん、読んでないといけない、というわけではありません。これらの本を全部読んで、書いてある内容を全部実践しようなんて無理だと思います。

ですが、「読んだこと」自体は絶対に無駄になることはないと思うのです。
面白そうだと思った本を一冊流し読みしてみて、これなら自分にもできそうだと思った一つを、機会があったらチャレンジしてみようと思うだけでもいいと思います。ていうか私もそんな感じです。

私の紹介した本が、新卒0年目の皆さんの心の片隅にでも残ってくれれば幸いです。

*1:逆に、プログラミング未経験の方には難しい内容だと思います...

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