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改めて学ぶIntelliJの機能7選

こんにちは。昨年12月に入社しました。 logy0704です。

私の所属しているチームでは、Java開発においてメインのIDEとしてIntellijを使用しています。

私自身もIntellijを使い始めてから約半年ほど経過し、基本的な機能は使えるようになりました。

一方で、「今まであまり使ってこなかったけど、実はもっと便利な機能があるのでは?」と思い、

改めて公式ドキュメントを読んで知らない機能を探してみることにしました。

個人的に初めて目にした機能

Hippie completion

公式ドキュメント

basic complitionやsmart completionは1ファイルで1回以上は必ず使うような必須機能ですが、 この機能を利用されたことのある方は少ないのではないでしょうか。

この機能では、今開いているファイルのテキストを分析し、単語の提案を行ってくれます。

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Hippie completion

単なるコピーでは対応しきれないような、繰り返し登場する単語の入力補助に役立ちそうです。

Dependency structure matrix(Ultimate版のみ)

公式ドキュメント

依存関係をマトリクス形式で可視化することができます。

アーキテクトロールの方が、プロジェクトの分析を行う際のインプットとして利用できるのではないでしょうか。

Compare with clipboard

公式ドキュメント

予めクリップボードにコピーしておいたテキストと選択範囲のdiffをとることができます。

ファイル単位の比較だと余計なノイズが混じってしまうときに使えそうです。

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compare with clipboard

Paste from history

公式ドキュメント

直前にコピーしたものだけでなく履歴を遡って貼り付けを行うことができます。

同じような機能がWindows10でもOctober 2018 Updateから利用できるようになり、少し話題になりました。

Check RegExp

公式ドキュメント

正規表現のテストができます。

目視だけでは確認の難しい正規表現IDE上で簡単にチェックできるのは非常に便利ですね。

Shelves

公式ドキュメント

作業中のファイルを一時的に退避させることができます。

git stashとよく似ていますが、退避、復元できる単位などに違いがあります。

Analyze Java Stream operations

公式ドキュメント

StreamAPIのデバッグを補助してくれるプラグインです。

streamの中身の状態を可視化してくれるため、視覚的にもわかりやすいデバッグが可能です。

改めて公式ドキュメントを読んでみて

IntelliJ IDEA の公式ドキュメントをじっくり読んだのはこれが初めてでした。

それまではつまみ食い的に、都度、機能について検索していました。

しかし、一度全体に目を通しておくと、知らなかった機能に出会えたり、 その時は使わなくとも、別のタイミングで役に立つ機能の存在を思い出すこともあるかと思います。

今回はIDEが対象でしたが、普段利用しているフレームワークなどにも同じことが言えるはずです。

皆さんも利用している製品の公式ドキュメントを一読すると、何か新しい発見が得られるかもしれません。

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