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OSS-DB Silver受験記〜学習方法ともし今ゼロから勉強するなら〜

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はじめに

こんにちは、新卒1年目のYoshidaMichaelです。
私の所属しているチームでは1年目にOSS-DB Silverを取得するという目標があり、この度無事取得に至りましたので私の行った学習方法とその比較、今ゼロから学習を進めるならもっとこうできたな、といった内容をご紹介していきたいと思います。

学習前の知識量は簡単なSQLくらいはわかるけれど運用の知識や細かいSQLは全くわからない程度です。
学習期間は2週間半 (時間にして55時間位?) 、得点は94点でした (合格ライン64点) 。

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OSS-DB Silverのスコアレポート

OSS-DB Silverとは

「そもそもOSS-DB Silverとはなんぞや?」ということなんですが、特定非営利活動法人LPI-Japanがオープンソースデータベースに関する技術力と知識を公平かつ厳正に、中立的な立場で認定してくれる試験です。Silverの他にGoldというより上位のレベルも存在します。 (とはいえSilverとGoldは全く別物という話もありますので、GoldができればSilverの範囲はマスターできているかと言われるとそれは違うのかなと思ったり) oss-db.jp

学習方法

学習するときに意識していたこと

私が学習を進める上で一番意識していたことは「どういう機能があるか、何ができて何ができないかを覚える。」です。
正直試験なので調べたら一発でわかるようなオプション周りの話とかも出るのですが、その辺りは結構無理して丸暗記しながらも調べてもわからないような「そもそも何ができるか」というところを意識して覚えるようにしていました。 資格だけ取れても使い物にならない技術だと意味ないと個人的には思いますので。

学習に使った教材

  • OSS教科書 OSS-DB Silver Ver2.0対応 www.amazon.co.jp 教科書としては優秀だと思います。 会社にあったので辞書的に活用していました。
    正直「問題」という点ではあまり試験に役に立ったという実感はないので他でたくさん解いたほうがいいと思います。
    本の初めに付いてるチェックリストは試験直前に見返す上で役に立ちました。

  • サンプル問題/例題解説 oss-db.jp 公式にあるサンプル問題と例題解説です。
    サンプルと言いながらもかなり問題数があり、これを2周3周するだけでも十分な力がつくと思います。 ただ、解説はそこまで丁寧ではないので、ここで間違えた問題をOSS教科書や公式ドキュメント等で調べるのが良いかと。

  • Ping-t 最強WEB問題集 OSS-DB Silver (Ver2.0) ping-t.com たまたま別件で有料会員だったのでついでにと思い使っていました。
    問題数が505問と豊富なこと、解説がそこそこ丁寧なこと、スマホ対応なことなど色々便利でした。
    これだけやっていても合格はできると思いますが、得点を取るという部分にやや傾倒しているのを感じたので、PostgreSQLの知識を深めたいという方はその他の方法と合わせたほうが良いかと思います。

学習の進め方

これらの教材を使った上で私は次のように学習を進めていきました。
後述しますが、後から思い返すと1. の部分は無くても良かったかなと思いました。

  1. まずOSS教科書を一通り読む (約3日)
    OSS-DBに関してほとんど知識がなかったので、まずは全体観を掴むために3日ほどかけて全部読みました。 この時点では知識の定着を目的とはしていなかったので、「あー、こんなのがあるんだー」くらいで流し読みしました。

  2. サンプル問題、Ping-tの問題をひたすら解く (約12日)
    1周目の時点ではOSS教科書の内容はあまり定着しておらず、ほとんど間違えると思います。
    そこで間違えた問題に対して初めて深く学習します。Ping-t有料会員の方はその解説で学習してもいいと思いますし、そうでない方はOSS教科書や公式ドキュメントを辞書的に使うといいと思います。
    このときも、丸暗記しないといけない部分は仕方ないですが、理由がある部分はそれも合わせて覚えたほうが良いと思います。 ある程度知識が定着してきた単元については通勤中にもPing-tで問題を解いたりしていました。こういうところは強いですね、Ping-t。

  3. OSS教科書の模擬問題を解く (約半日)
    これはチームのルールとして模擬問題である程度 (9割) 点数が取れてから受験というものがあるので受けました。
    サンプル問題で8割、Ping-tで9割程度正答していましたが模試の結果は68%と結構凹みました。
    間違った部分の復習は当然必要ですが、今までの学習がゼロになったわけではないのでもし点数が低くても前向きに学習を続ければ良いと思います。

  4. 適宜復習 (約1日)
    もうここまで来ればあとは各々不足している部分を補う段階かと思います。 OSS教科書をお持ちの方ははじめについているチェックシートがさっと見直せて個人的には大変便利でした。

反省点

結果無事合格はできたのですが、今この経験を持った上でゼロからまた受験をするとしたらこうしたほうが良かったなという点がいくつかあるので挙げていきます。

  • はじめのOSS教科書を一通り読む段階が不要だった
    どうせ定着する形で頭に入っていないためです。
    目次を見て、各箇所の概要説明だけ読んですぐに問題に移行したほうが良かったなと思いました。

  • サンプル問題、Ping-tで視野が狭まっていることに気が付かなかった
    私の体感ですが、情報の深さは 公式ドキュメント > OSS教科書 > サンプル問題 > Ping-t の順で深いと思いました。
    サンプル問題やPing-tの問題を解くだけであれば知らなくても良いオプション等についてもOSS教科書には載っているなんてことも何度もありました。 OSS教科書を推すわけではありませんが、公式のドキュメントなど、より濃い情報があるものをもっと活用するべきだと感じました。

  • あまり手を動かさなかった
    しっかりと環境を用意するのが面倒で、職場以外ではあまり手を動かした学習をしていませんでした。
    やはりコマンドを実際に打ち込んでその結果を見ると頭に残りますし、何より楽しいので少し時間を使ってもそのような環境は作ったほうが良いと思いました。 最近だとDockerなどを使うと楽なのかもしれないので早くDockerマスターになりたいですね。

所感

実は受験前からこのような記事を書こうと決めていたので記事に説得力を持たせるためにも高いスコアで合格したいと考えていました。
もちろん自宅での学習もかなり行ったのですが、業務時間でも学習用の時間をいただくことが出来たので本当に恵まれているなぁと感じます。
まだまだ実務経験が浅いこともあり、実際に業務に活かせるかはまた別の問題になりますが、一通り体系的な知識を得ることが出来たので良い経験となりました。
次はこの知識が少しでも今後に活かせるようアウトプットについても考えていきたいですね。

終わりに

いかがでしたでしょうか?
今回はOSS-DB Silverの学習体験記とその反省について記事を書かせていただきました。
この記事が今からOSS-DB Silverを受験してみようという方の参考に少しでもなれば幸いです。
それではまた!

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