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株式会社ラクスのITエンジニアによる技術ブログです。

『EM×PMフィッシュボウル #2 〜組織と価値創造 編〜』参加してみた

こんにちは、稲垣です。

2025年度からはイベント参加や登壇だけでなく
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にも積極的に投稿して行こうかなと思っています。

Xでもプロダクトマネージャーのこと、デザイナーのこと、マネジメント全般なことをポストしていますのでよろしくお願いします。

今回の内容は6/2(月)に開催し参加したこちらについてです。
product-people-united.connpass.com

第一回目は「ゲスト」と参加しましたが、今回は完全な視聴者と参加しました。

tech-blog.rakus.co.jp

前回同様に非常に学びになったので、ブログを書きます。 また、今後「フィッシュボウル形式」でのイベントや取り組みを検討している方へも参考になれば幸いです。

今回も会場はログラスさんのオフィスとなります、前回と同じく100名規模も入れるイベントに最適な綺麗なオフィスでした (泉岳寺駅からもすぐ!)
また、飲食の提供はビットキーさんからで、懇親会でもお皿等不要なオニギリでだったので話の流れが止まらずよかったです。
※両企業からファシリテーターやアウターサークルにもいらしておりました。

■「OST」と「フィッシュボウル」とは?

改めて、「OST」やら「フィッシュボウル」やらってなんぞや?って人もいるので、その解説です。
ざっくりこんな感じ

まとめると

・「多並列で自由に動くOST」 と 「1テーマを集中討議するフィッシュボウル」
 ⇒広げたいときは OST、深めたいときは フィッシュボウル

なんとなくわかりましたか?詳しくは色々調べて見てください

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■『EM×PMフィッシュボウル #2 〜組織と価値創造 編〜』

前回同様に具体的な内容についてはオフレコ祭りな内容が満載だったのと、濃すぎて書ききれないので
雰囲気と感想に感じたことを中心にお伝えします。

●前提

前回は「PM(プロダクトマネージャー)」がテーマでしたが、今回は「EM(エンジニアリングマネージャー)」と「PM」との対談形式でした。

そのため、インナーサークルもPM2名、EM2名、ファシリテーター2名と、かなりにぎやかな構成となっていました。 また、今回も前回同様に専用のSlackチャンネルが立ち上がり、視聴者はそこで感想などを交換していました。

Slackの専用チャンネルへの参加者は、前回は120人に対し、今回は140人と、前回以上の参加がうかがえます。 (おそらく、会場に来られなかった方もSlackを通じて盛り上がりを体感していたのだと思います)

ちなみに、EMとPMは見分けがつくようになっていましたが、EMのほうが時間通りに集まっていて、PMのほうがやや遅れて集まっていた印象です。私はEM側で参加しました。

●開始

話のメインは「良いプロダクトチームとは?」

——これが今回のフィッシュボウルのメインテーマという感じで、約75分間、議論やさまざまな話が繰り広げられました。オフレコの内容が多いため、気になったポイントを以下に書きます。

(誰の発言だったか覚えているものもありますが、ここには記載しません)

■良いプロダクトチームとは?

  • 事業成果につながるプロダクトを作れるチーム
  • 目線が揃っているチーム(「お前、視座低い」とか言わずに歩調を合わせられる)
  • 遠慮のないコミュニケーションができる(配慮は必要)
  • ROIが高いチーム
  • 『スラムダンク』湘北高校のように、強みを生かし、弱みを補えるチーム
  • 最高の状態を毎回更新し続けられるチーム

■これ以外でてた話

  • 良いPM、EMとは? → 仕事ができる人
  • ROIが低いプロダクトからはエンジニアを撤退させる。まずはPMがしっかり売ってから

■感じたこと

  • PL責任を持っているPMは、50名以上いるPMの中でもごくわずかで、どこもあまり持っていなかった
  • 組織間の壁はどんなチームにもある、俯瞰できる人、そういった壁を感じずに動ける人が期待されている
  • 「圧倒的な当事者意識」——これが結局、EM・PMにとって必須のマインドである

■自分の答え

  • 良いプロダクトチームとは?

「継続的に成果を出せる」=「製品成長をし続けられる」チーム

   「製品成長」とは、『顧客を創造できているか』だと自分は感じています

   そして、これができれば売上にも寄与できると思っています。

  • 良いPMは?
    エンジニアをワクワクさせるようなアイデアや要求を生み出せる人

     ※30代のEM頃に常駐先企業の開発トップの方が、PdM(当時はプランナー)に言っていた言葉:

    「あなた自身がワクワクして、かつ我々エンジニアをワクワクさせてくれるなら

     僕らエンジニアはどんな無茶でもやり遂げるよ。でも、あなた自身がワクワクしていないような

    アイデアや企画には、大切なエンジニアリソースを割くことはできない。」

●最後に

前回に引き続き、今回も非常に有意義な会でした。あえて、さらに良くするために苦言を述べると(※アンケートにもこの内容を回答済みです)、もう少しEMの意見、特にテック寄りのEMの意見が聞きたかったです。

今回は2つの役割が登場していたため、対立構造にする必要はないものの、異なる職種同士による結論のないぶつかり合いを期待していました。(PMがEMを経由してPM職を担っている人が多い点は、ある程度仕方ないと理解しています)

具体的には、以下のようなテーマが議論できたら、さらに良かったのではと感じました:

  • 技術負債の解消と事業成長とのバランス

  • PMが求めるデリバリースピードと、EMが守るべき品質のせめぎ合い

  • テクノロジーを活用したディスカバリーアイデア

こちらは当日の模様

第3回もきっとあると思うので、参加する方へのアドバイスです

  • 1.携帯電話の充電はフルMAXで
  • 2.対象slackの通知はOFFで

今後も続々と「フィッシュボウル」形式のイベントが開催されるようで、引き続き自分も参加する予定です

bitkey.connpass.com

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