RAKUS Developers Blog | ラクス エンジニアブログ

株式会社ラクスのITエンジニアによる技術ブログです。

プロダクトマネージャーはどう目標設定するべきか― 試行錯誤と経験からの実践知

こんにちは、プロダクト部 部長の稲垣です。(自己紹介やこれまでのキャリアについて↓をご覧ください。) tech-blog.rakus.co.jp

今回は自分がかなり苦手なテーマ「目標設定と評価は難しい」について書こうと思います。(カジュアル面談をすると、ここを聞かれることも多いので。)

私は現在、株式会社ラクスでPdMとデザイナー組織を見ていますが、ここに至るまでにSIer、技術サポート、そしてBtoCプラットフォームの企画・開発と、多様な立場で「目標」と向き合ってきました。

いずれの環境においても難しさは感じていますが、現在のラクスでは自分がこれまで経験したことがない状況でしたので、より難しさを感じています。

もし今、あなたが自社の評価制度にモヤモヤしていたり、これからPdMとしてキャリアを積む上で「どう評価されるのか」に不安を感じていたりするのであれば、本記事はきっと何かのヒントになるはずです。

私がラクスで過ごした4年間の試行錯誤と、現在運用している評価の仕組みについて、かなり生々しい部分まで踏み込んでお話しします。

※本記事は自分のの経験に基づく一例で、制度や運用は組織・フェーズにより異なります

目次

  • 比較してわかる「目標設定」の難易度格差
    • 比較的シンプルだったSIと技術サポート
    • 「全員野球」で乗り切れたBtoCプラットフォーム時代
  • なぜBtoB SaaS(SLG)の評価は難しいと感じたのか
    • 1. ビジネスモデルの壁(SLG vs PLG)
    • 2. 担当領域の範囲の壁(機能別組織の宿命)
    • 3. 個人目標への落とし込み(MBOの厳格さ)
  • ラクス流:納得感を生む目標設定のアプローチ
    • 「あるべき姿」からのトップダウン設計
    • 評価の「ガイドライン」を作る
  • 具体論:PdMは「何を」目標にするのか?
    • 1. 事業・プロダクト貢献目標(仮説と品質の評価)
    • 2. 組織貢献・自己成長目標(仕組みと基盤の評価)
  • パフォーマンス評価とコンピテンシー評価の両輪
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相互認証(mTLS)環境でクライアント証明書を並行運用するための実践ガイド

はじめに

こんにちは、ヤマウチです。
担当しているサービスではサーバ認証に加えてクライアントの認証も行う相互認証(mTLS)も使えるようになっています。相互認証を使う場合、Webサーバにサーバ証明書、クライアントにクライアント証明書を設定することになりますが、証明書の有効期間が切れる前に証明書の更新を行う必要があります。
この記事では、クライアント証明書の更新作業を具体的な設定例を交えて説明します。また、相互認証のうちクライアントの認証を行う部分の処理をクライアント認証と呼ぶことにします。

目次

  • はじめに
  • 目次
  • サーバ認証とクライアント認証の比較
    • 表1. サーバ認証とクライアント認証の比較
  • クライアント証明書の更新作業
  • クライアント証明書の更新作業の例
    • サーバ証明書の作成
    • クライアント証明書の作成
    • nginxにサーバ証明書と新旧のCA証明書を設定
    • curlによるアクセス確認
  • 終わりに
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GitHub ActionsとArgo CDでプレビュー環境を構築した話

目次

  • 目次
  • 1. はじめに
    • 解決したかった課題
  • 2. アーキテクチャ
  • 3. プレビュー環境の作成・更新・削除
    • 作成・更新フロー
    • 削除フロー
      • パターンA: PRクローズ or ラベル削除
      • パターンB: TTLによる定期クリーンアップ
    • プレビュー環境へのアクセス
      • PRコメント例
  • 4. 実装のポイント
    • Pull Request Generator の実装
      • PRごとに異なるValuesの命名規則
        • GitHub Actions
        • Argo CD
    • 再コミット時の自動イメージ更新
      • 仕組み
    • 環境数の上限制御
    • ResourceQuota によるリソース使用量の制御
  • 5. おわりに
  • 参考
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セルフレジに学ぶ、誰のためのUXなのかという問い

こんにちは、プロダクト部 部長の稲垣です。(自己紹介やこれまでのキャリアについて↓をご覧ください。) tech-blog.rakus.co.jp

これまで組織やマネジメントの話を書くことが多かったのですが、以前から少し気になっていたことがあります。

年末年始の休みに買い物をしている際、やはりそのことが気になったので、今回はそれについて書いてみようと思います。それはセルフレジについてです。

目次

  • 「セルフレジのUIは、なぜあんなに不自由なのか?」
  • リアルUIとWEB UIは、そもそも戦っている場所が違う
    • 利用者の「状態」の違い
  • コンビニのセルフレジUIに見る「運用者優先」の設計
  • ファーストフードのセルフオーダーUIが示す別の最適解
  • なぜリアルUIでは「運用者視点」が強くなるのか
  • この構造は、そのまま toB SaaS に当てはまる
    • toB SaaSでよく見る失敗
  • セルフレジUIと toB SaaS UI の対応関係
  • プロダクトチームとして、この話をどう使うか
  • AIが入ることで、ネットのUI/UXはどう変わるのか
    • UIから「操作」を減らし、UXを「対話」に移す
    • それでも消えない「運用者視点」
    • toB SaaSにおけるAI時代のUI/UX
    • AI時代だからこそ、セルフレジの学びは生きる
  • おわりに
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プロダクトマネージャーを名乗る前に知っておくべき、たった1つのこと

こんにちは、プロダクト部 部長の稲垣です。(自己紹介やこれまでのキャリアについて↓をご覧ください。) tech-blog.rakus.co.jp

PdM(プロダクトマネージャー)って、企業によってやることがバラバラですよね。

「仕様書を書く人」みたいになってる会社もあれば、 「戦略を決める人」だったり、「なんでも屋」だったりする。その中で、よく出てくるモヤモヤがこれです。

顧客インタビューをしていないPdMって、本当にPdMなの? 逆に言えば、 エンジニアやデザイナーでも、顧客理解しながら動いていたらPdM的じゃない? この記事では、toB SaaS という文脈に絞って、この疑問をカジュアルに掘っていきます。

こんな方が対象:

  • PdMを目指している人
  • いま PdM をやっているけどあまり顧客に会えていない人
  • 「自分はPdMと言えるのか?」と不安になっている人
  • ✋ 結論から言うと…
    • 🧩 PdMの仕事って結局こういう構造
    • 💡 toB SaaSではなぜ顧客インタビューが必須級になるのか?
    • 🧩 顧客理解なしのPdMが陥る罠
  • 👀「インタビューをしているエンジニア/デザイナーはPdM行為をしている」という話
    • 🧩 肩書きPdMと実質PdMの違い
  • 🤔 では「なぜ顧客に会わないPdM」が生まれるのか?
    • 🧩PdMの価値が最大になるポイント
    • 🌱 とはいえ、「PdMが必ずインタビューすべき」とも限らない
    • 👉私の経験上、国内toB SaaSでは“仕組みが成熟していてPdMが会わなくても回る”ケースはまだ多くありません。
  • 🔚 最後に:PdMとは「顧客理解から逃げない人」
    • 🧩 PdMとは何か?(一言で)
  • 🌟 最後に PdMを目指すあなたへ
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2026年のキーワードは「穏跳(おんちょう)」。変革のその先へ、静かなる大飛躍を。

明けましておめでとうございます。 こんにちは、プロダクト部 部長の稲垣です。(自己紹介やこれまでのキャリアについて↓をご覧ください。) tech-blog.rakus.co.jp

私は2014年から、仕事・プライベートを問わず、毎年個人で目標を立て、その目標をさらに3カ月単位に分解して取り組むことを続けてきました。大きな方向性を定め、短いサイクルで振り返り、修正しながら前に進む。このやり方は、今のプロダクトづくりや組織づくりにも強く影響しています。

新年最初の記事ということで、今回は昨年度の簡単な振り返りと、2026年に向けた抱負を書こうと思います。

  • はじめに
    • 2025年に新しく始めたこと
    • 2024年から継続して強化してきたこと
  • 『穏跳』に込めた意味
  • PdMとして担うべきこと
    • 1. 統合型ベストオブブリード戦略の実現
    • 2. エンタープライズ強化
    • 3. AIの製品活用
  • デザイナーとして担うべきこと
  • 2026年に個人として取り組む目標
    • 1. プロダクト成長・貢献
    • 2. 組織強化・認知
  • 穏やかに整え、次の3年へ跳ぶ
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🎄 採用と文化と“口癖”

こんにちは、プロダクト部 部長の稲垣です。(自己紹介やこれまでのキャリアについて↓をご覧ください。) tech-blog.rakus.co.jp

おそらくこれが2025年最後の記事になるので、まずはこの一年を振り返ってみようと思います。

  • 🗓 2025年の振り返り
    • ■ 組織・採用まわりの変化
    • ■ 発信・外部登壇
      • 外部登壇(モデレーター含む)
      • note/ブログ記事
  • 🏛 「文化」を構成するものは何か
    • ハイレイヤーの意思決定の優先順位
    • なぜ「文化」が重視されるのか
  • 🗣 文化は“言葉”に表れる
    • ■ ラクスのカルチャー
  • 🎁 採用で工夫している「4P」の話
  • 📝 最後に
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