PHPは動的型付け言語に分類されます。
私たちは型を意識することなくプログラミングができます。
要するにPHP側でいい感じに型変換してくれるので好き勝手できます。
ただ、その暗黙の型変換が呼び起こすデメリットも存在します。
一例を挙げるなら想定外のバグが起こる可能性があるということでしょうか。
想定しない形で関数に値が渡ってしまったり、条件式が想定通りいかなかったり。
型を意識しないというのは保守性・コードの可読性といった場面でも悪影響を及ぼします。
特に複数人で開発している場合は引数の型からも製作者の意図が読めたりします。
過去のコードに今から全部型宣言をしようと言っているわけではありません。
もちろんしている方が好ましいとは思います。
ただ新規でコードを書くときは少し意識して書いてみるのもいかがでしょうかといったところです。
ということで、本記事ではPHPの関数の型宣言について書いていきたいと思います。
- はじめに
- 関数の型宣言
- 基本の型
- よくある型
- クラス/インターフェイス名
- self
- parent
- callable
- iterable
- object
- mixed
- Null を許容する型宣言
- union型
- 交差型
- 戻り値のみで使用できる型
- void
- never
- static
- おわりに