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ロジカルシンキング研修を課内向けに開催した件

こんにちは。ラクス インフラチーム所属のas119119です。 今回は、タイトルの通りビジネスの場面で重要なスキルといわれているロジカルシンキング研修を開催した件について取り上げてみたいと思います。 今回のブログ構成については以下の通りとなります。

ロジカルシンキングとは

世間でよく聞くロジカルシンキングとはそもそもどのようなものなのでしょうか。 日本語をそのまま当てはめると「論理的思考」となるようです。

しかし、「論理的思考」といってもあまりにも漠然としていますね。 少なくとも個人的にはそう思います。

巷にあふれる情報の中から論理的思考とは何かと調べてみると、 概ね次にあるような類似の定義にたどり着きます。

「論理的思考」とは、つまるところ直感や感覚的なところで物事を捉えるのではなく、筋道を立てて内容に矛盾や破綻がないように理屈が合うように考え、 結論を導くことという定義に集約できると思います。

研修実施の背景

部署内には新卒や中途、ベテランなど多種多様なメンバーがいる中で課題設定や課題解決能力にばらつきがあり、メンバー間の連携共有をよりスムーズに実施するためにはどうすればよいかという点に端を発しています。

そこでビジネスをする上で重要なスキルであるロジカルシンキング研修をメンバー向けに実施することで、メンバー間のビジネススキルの底上げを図るとともに、チーム内部で共通のスキルを身に着けることで情報連携力の向上は図ろうとしたのが主催の背景となります。

その意味では、このようなインフラに関連していない試みでもチャレンジ(スモールスタートと言えるでしょう)できる土壌があるという点はラクスの強みでもあると言えます。

研修の内容

さて、何を研修で扱ったかについて、ここでは取り上げていきたいと思います。

研修としては、業務時間も有効に活用しつつ、1回あたり90分を全3回、2週間から3週間おきに実施し、おおよそ2ヵ月以内で全内容を消化した形となります。

毎回、研修中にハンズオン形式の課題に取り組みつつ、各回の終了後、次回までに必須課題があるため、参加者にとっては通常業務等々をこなしつつ、なかなかヘビーな内容であったと思います。

イメージしやすいように、参考までに使用したテキストのサンプルをご紹介したいと思います。

ロジカルシンキングを検討する上で、様々なツールを使用すると便利であることがわかっているので、研修では一般的なビジネス概念であるMECEやロジックツリーなどのツールを用いて、様々はハンズオンを実施しました。 今回は、ベテランから若手まで多様なメンバーが参加していたこともあり、ハンズオンにおける意見交換は活発に実施され、とりわけ若手にとっては色々な意見に触れるよい機会になったのではないかと思います。

研修を実施してみて

研修をファシリテーターとして実施するのも初めてで、研修を実施するための準備について、それなりに別のベテランから指導を受けたつもりでしたが、時間管理やハンズオンのコントロールなどはなかなかスムーズにいかないところも多々ありました。

しかし、全体を通しては実施する価値はあったと確信しています。 実際、参加者に対して毎回、研修の最後にアンケートを依頼していたのですが、概ね好評で、他のエンジニアにも受講を薦めるという意見が多く出ていました。 ある程度、定量化できる効果も出せたのではないかと感じています。

というのも、研修の成果物の一環として、参加者に「前後確認シート」と呼ばれるものを研修前と研修後に作成を依頼したところ、当研修で学んだことを活用して業務内における半年先までの目標設定に活用している成果が見受けられたためとなります。 今回、ロジカルシンキング研修を内製化するような形で実施したことを踏まえ、比較的習得したいスキルや知識はやりかた次第でできる環境が整備されていると思いました。

他方で新卒などの若手やベテランの分け隔てなく必要な研修を提供できた点は、個人的にも貴重な経験を積む機会となったのではと感じました。

ここまで目を通して頂き、ありがとうございました。

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