https://www.agilejapan.org/www.agilejapan.org
はじめに
楽楽明細のエンジニアをしているid:eichisandenです。 7/18に行われたAgile Japan 2019のムービースポンサーを弊社の方で務めさせて頂きました。
アジャイルジャパン2019にムービースポンサーとして参加させて頂いております。#agilejapan pic.twitter.com/7JmNmuHtZL
— 株式会社ラクス 開発部 (@DevRakus) 2019年7月18日
ムービースポンサーになると、招待チケット、関係者チケットを1枚ずつ貰えるのでとてもお得だと思います!
最近チームでスクラムを初めたこともあり初めて参加させてもらいました。
(というかアジャイルのイベント自体が初参加でした!)
セッションの合間などにインパクトのある楽楽精算のムービーが流されていました。社名だけでも覚えてもらえたかな。
ムービースポンサーは当日やることないので(笑)1参加者として楽しませてもらいました。
どのセッションも興味深かったですが、一緒に参加したid:radiocatとセッションを2つずつ紹介します。
マネージャー不在の洞窟型組織
report by radiocat
AI搭載の家庭用ロボットの ラボット で実践されているスクラム開発の話でした。 イノベーションにおいて大切な能力は早く試して、早く学ぶことであり、それを「Learning agility」と説明されていました。巨額の投資を受けて、最先端の技術を詰め込んだ製品を短期間で作らなければならないロボット開発の世界なので、アジャイル化が進むIT業界の中でも最大限にアジャイルが求められる世界であると想像できます。
LOVOT開発=生命の進化プロセスを4年の開発期間で再現
— radiocat (@radiocatz) 2019年7月18日
- 早く試して、早く学ぶ
- スコープがよく変わる#agilejapan
特に大切なのが、未知の領域で不安を解消できる「可視化」とスコープがたびたび変化する中でも疲弊せず職場の活気を生み出せる「自立性」であると説明されていたのも共感できました。
アジャイルに必要な能力⇒見通しの悪いところで遭難しない能力 #agilejapan
— radiocat (@radiocatz) 2019年7月18日
また、テレワークは導入しているが「なるべく一箇所に集まって顔を合わせながら仕事をしている」という説明も、アジャイルに向き合った経験から導き出された学びの1つであると想像できました。
Fun! Done! Learn! 〜 チームの楽しさと学びを成果に結びつく新しい振り返りを体験しましょう!
report by radiocat
ふりかえりの手法のひとつである「Fun,Done,Learn」を体験するセッションでした。参加した人10人ぐらいでグループを作ってアジャイルジャパンのふりかえりをFun,Done,Learnで行いました。まずは3つの要素にとらわれずやったことや気づきを付箋に書き、その内容をグループ内で共有して「これはFunだよね」とか「Learnでもあるよね」と、話し合いながら3つの要素のベン図に付箋を貼っていきました。
その時その場に集まった知らない人同士でしたが、付箋をどこに貼るか議論をかわしていくことで思った以上に深い内省に繋げられると感じました。
なぜ始まらない?アジャイル開発 アジャイルコーチと考える組織改革
report by eichisanden
今回1番参加したかったセッションです。 うちのチームではアジャイルコーチを入れずに独学でスクラムをやっていますが、コーチに入ってもらった場合どう変わるのか興味がありました。
セッションは、アジャイルコーチとコーチを受けた方がパネルディスカッションする形式でした。
最初に選択されたテーマは皆さん気になるようで(私も気になりました)お値段でした(笑)。 いくらかはここには書きませんが(笑)皆さんリアルな数字を暴露していて参考になりました。
どの方も口を揃えて言っていましたが間隔が空くとコーチが状況把握できないので、週に1、2回は入ってもらった方が良いとのことでした。 またアジャイルを初めたばかりのチーム内の温度差はアジャイルコーチ的には問題なくて、むしろ上手くいき始めてからの温度差の方が厄介とのこと。 その場合、単に思い込みだったりする場合も多いので話を聞いてみることが重要。
また近くの席の方とも意見交換したのも有意義でした。
- アジャイルコーチを呼ぶことで時間を買うことができる。
- 意見がまとまらないときに外部の人の意見は貴重(外部のお墨付き)
今回ほとんどのセッションで同時進行でグラレコを書かれていたのが印象的でした。後で内容を見返せるしとても良いですね。
SI出身エンジニアが自己組織型マネジメントに奔走した話
report by eichisanden
私自身もSI出身でキャリアや経験が重なる部分が多く興味深く話を聴かせてもらいました。
リーダーへの依存、リーダーのボトルネック化、管理型リーダーの限界を感じたところは正に自分も経験したことでした。
管理型の限界、分かりみ深い #agilejapan
— A1 (@EichiSanden) 2019年7月18日
指示ではなく、チームがHOWを考え、 WBSによる管理ではなく、チームが自分たちの生産性を管理し、 リーダーによるレビューではなく、チームが品質を高める。 スクラムを導入したことで、チームで計画し、チームで振り返り、チームで成果を出せる状態になった。うちのチームはスクラムを始めたばかりですが、これも私が感じているスクラムの1番のメリットでした。
スクラムを導入して良かったこと自分の感覚も同じやわ。リーダーだけで計画するのではなく、皆んなで計画して皆んなで振り返り改善していくのが良い。 #agilejapan
— A1 (@EichiSanden) 2019年7月18日
展示会場
セッションの合間は展示会場で「旅するアジャイル本棚」をパラパラ読んでました。他にも企業のブースにいる方とお話できますし展示会場も堪能するのが通の過ごし方なのかもしれません(笑)
おわりに
思ったよりもエンタプライズな企業の方が多くて、遅れていると言われていますが日本でもアジャイル開発が確実に普及してきているなと思いました。 アジャイルへのやる気を注入してもらった良い一日でした。