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「初心者」がカンファレンスを有効活用する方法【初心者・若手向け】

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はじめに

こんにちは!楽楽精算開発チームのnkumaです。

今回は「初心者」におすすめのカンファレンスの聴講の仕方をご紹介いたします。

初心者なりのマインド

カンファレンスへのハードル

カンファレンスに参加しようとする初心者の不安あるあるとして、

  1. 「何を言っているかさっぱり」
    初心者がカンファレンスについていくのは多くの場合困難です。
    それ故、尻込みしてしまいます。
    しかし、ついていけないなりの聴講の仕方があります。
    ついていけないから参加してはいけないということはありません!
    その方法については、下記にてご紹介いたします。

  2. 「分からないなら時間の無駄ではないのか」
    参加しても分からないなら、その時間で勉強した方がよいのでは?という意見は大いにあります。
    しかし、自分一人だと見えない分野があります。
    知見を広げるためにはカンファレンスが有用です。
    下記の方法なら、前提知識がなくとも知見を広げることができます。

  3. 「何のために参加するのか?」
    個々人で様々な理由がありますが、初心者にとっては2つの大きな理由が考えられます。
    初心者でも、初心者だからこそ参加した方が良いといえます。

    • モチベーション
      自分以上に頑張っているひとがいることを知り、また、その世界の深さを垣間見ることで、モチベーションが上がります。
    • 知見を広げる
      一人で学習しているだけでは見えない分野を知ることができます。

「分からないことを恥じない」

初心者がカンファレンスに参加しない根底には「理解できないだろう」という考えがあると予想できます。
しかし、私は理解できなければそれでいいじゃないか、と思います。
「最初は分からない」というのは誰しもあることで自明の理です。
分からないことは当たり前と考えましょう。
分からないなりに参加するというのが大事です。

分からないから参加しない、は勿体ない!まずは参加してみましょう!

初心者なりの方法

しかし、せっかく参加するなら少しでも多く成長したいと思うものです。
では何をすればいいのでしょうか?

知らない単語を回収する

これに尽きます。
知らない単語を聞いたら確実にメモをして、後で調べましょう。
スライドにある単語だけではなく、話者の話す言葉にも注意しましょう!
むしろ、初心者にとっては書くまでもない当たり前の単語こそ知りたいことだったりします。
当然のことかもしれませんが、意識しなければ内容理解に重きを置いて、おろそかにしがちなところです。

もちろん初めて聞く単語だけという縛りはないです。
1度聞いただけで定着することは中々ありません。
「分からないことを恥じず」に、同じ言葉だとしてもピンと来なければ、繰り返しメモしていきましょう。

以下は「知らない単語を回収する」ことのメリットと注意点です。

■メリット①:昨今の流れが分かる

キーワードを回収するだけでも今のトレンドは分かるものです。
「この単語はよく聞くから覚えたよ」というのがあるかもしれません。
そうしたら、それが現在のトレンドです。
知らない単語を回収することを意識してIT業界の流れを掴みましょう!

■メリット②:知識が蓄えられる

IT業界では一見、想像もつかないような専門用語が数多くあります。
単語が分からなければ、内容を推測しても前提が違うかもしれません。
1つ知らない単語を知れば、以前よりも少しだけ話を理解することができ、分からないことがまた増えます。
それを繰り返すことで知識が蓄えられていくことでしょう。

■メリット③:知らない分野でもとっつきやすい

知らない分野の話を初っ端から理解するというのは苦戦するものです。
心が折れるかもしれません。
特にIT業界に慣れていない初心者なら尚更です。
いっそのこと話を理解することを放棄しましょう!
単語だけに注目して、分からない単語を確実にメモします。
知らない単語を回収するだけなら知らない分野でもとっつきやすいでしょう。

注意点

正直なことを言うと、上記の方法では表面的な理解しかできません。
しかしながら、何事も表面から少しずつ知ることで、気づいたら深く理解していたということは皆さんも経験があると思います。
最初の一歩として「単語を回収する」ということを意識してみてください。

単語をメモするときの工夫

分からない単語をメモする際に、私がしている工夫を紹介いたします。

これまた当たり前のことかもしれませんが、「あとで振り返りやすいようにマークをつける」ことです。
検索しやすいよう普段使わないようなマークにしましょう。(例:🏁[ハタ])

しかし、メモする際に毎回「はた」と打って変換していたら、面倒ですし、次の単語聞き逃すかもしれないし、マークを変換ミスして後で検索できないかもしれません。
また、初心者ならあとでマークを検索する方法も分からないかもしれません。
そのための工夫があります!

具体的な手順としては以下の通りです。

  1. 自分のPCにマークを「単語の追加」する。
  2. カンファレンスに参加し、マークをつけつつ分からない単語をメモする
  3. 聴講終了後、ctrl + fでマークを検索して単語を振り返りつつ、調べる。
1. 自分のPCにマークを「単語の追加」する。

1-1.タスクバーのIMEで右クリック(画面右下に常にある「A」または「あ」と表示されている箇所)

1-2.メニューから「単語の追加」を選択

1-3.以下の該当箇所を記入し、登録をクリック
・単語:使いたいマークを記入(例:🚩)
・よみ:変換元の文字を記入(例:t)
・※ユーザーコメント:変換の一覧に補足説明として見えるもの(分からない単語のマークとしてもいいかも)
・品詞:短縮よみを選択

以上のようにすれば、どこでもマークのショートカットができるようになっています!*1
(上記の例では、tで変換するとすぐに🚩となる)

2.カンファレンスに参加し、マークをつけつつ分からない単語をメモする

エディタは何を使ってもOKです。

とにかくカンファレンスに参加して、分からない単語にマークをつけながらメモしましょう。
文中の単語でも、単語単体でも関係なくマークをつけてください。
単語だけでなく文章でも、あとで調べたいことにはマークをするのが良いです。

3.聴講終了後、ctrl + fでマークを検索して単語を振り返りつつ、調べる。

メモしたエディタで、マークを検索して振り返りましょう!
メモしたことに満足して、放置しないよう注意です!

エディタを開き、文章にカーソルしてからctrl + fを押すと検索することができます。
これでマークを検索して効率よく振り返ることができます。

まとめ

前述の内容を意識し、繰り返し参加することによって段々とカンファレンスについていけるようになります。
私は学生時代から「単語を回収すること」を意識して参加していますが、少しずつ分かるようなっていることを実感しています。(それでもまだまだで、精進の日々ですが…)
初心者なりのマインド「分からないことを恥じない」と方法「単語を回収する」ことでカンファレンスに参加しましょう!


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*1:他の使い方も可能です。「大事なところには★をつける」など、自分なりの工夫を考えてみてください!

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