こんにちは!2022年度新卒で楽楽精算開発課に配属されましたtarayamaaaと申します。
今回は私たち楽楽精算開発課に配属された新卒が実務に入る前に行う学習メニューについて紹介させていただこうと思います。
こちらの学習メニューの一部は、新卒だけでなく中途の方も行う内容となっております。
そのため、学生や新卒の方だけでなく中途の方にも参考になりましたら幸いです。
目次
ラクスにおける新卒研修について
基本的にラクスに入社した新卒は、4月から6月まで東京と大阪を含めた新卒全員で本社で研修を受けることになります。
おおよそ4月の中旬までビジネスマナーや商材の研修を受講し、その後6月末までJavaなどの基本的な技術の研修を受講する流れとなっています。
※ラクスの新卒研修の詳細については、以下の記事をご覧ください。
楽楽精算開発課の学習メニュー
上記の研修を受講した後はいよいよそれぞれの部署に配属され、配属先で使う技術についての学習メニューを受講後実務に入るといった形になっています。
配属先によって使用する言語であったり技術スタックが微妙に異なるため、そのあたりの知識や業務のためのドメイン理解に近い内容を学ぶことになります。
楽楽精算開発課では主に以下のような流れの学習メニューを導入しています。
主な学習の流れ
楽楽精算にどのような機能があるのかを知る
楽楽精算の何が楽なのかを体験する
楽楽精算の開発を疑似体験する
学習の具体的な内容
楽楽精算にどのような機能があるのかを知る
- サポートサイト学習
楽楽精算のサポートサイトと楽楽精算の検証環境をもとに演習形式で楽楽精算にどのような機能があるのか、楽楽精算のたくさんあるオプションも含めた機能で様々な会社のケースに対応するにはどのように設定や機能を使用すると手間なく精算・経理作業を行うことができるのかといったことを学びます。
最終的に用意されたテストを9割解けるようになるまで学習することになるのですが、ほぼ確実に楽楽精算のサポートサイトで存在するほぼすべてのページを読んで理解することになります。
(ただし、ただ読むだけではなく実際に検証環境があるため、自分の感じた疑問点を実際に動かして確認しながら進めていくことができます。)楽楽精算の何が楽なのかを体験する
- 楽楽精算の意義理解
- 製品説明資料作成
楽楽精算の意義理解とは、その名の通り楽楽精算の意義の理解を目的として、楽楽精算を使用した場合と使用しなかった場合の両方を体験し、どのような点で楽楽精算が精算・経理作業が楽になるように貢献しているのかを学びます。
実際に会議室でメンターの先輩方にご協力いただいてお題として用意された仮の顧客訪問をもとに精算額の算出から仕訳・確定作業までを楽楽精算を使用せずに行い、 その後楽楽精算で同じ作業を行うことによって、サポートサイトで学んだ機能によって誰がどのように楽になるのかといった点を顧客視点で理解します。
また、最後に学びのまとめとして製品の説明資料を5時間で作成し、課の先輩方に10分間の発表を行います。
ここでは理解の確認だけでなく、先輩方から質問も受けるため理解の甘い点についても考えを深めることができます。楽楽精算の開発を疑似体験する
- 開発の疑似体験
既存の楽楽精算に実際に機能を追加し、JUnitを用いたテストコードの作成や単体テストまでを疑似的に体験します。
同様の機能のコードや仕様書を参考に実装し、楽楽精算の権限管理やクラスの命名規則といった開発のルールや仕組みの理解とともに、実際に今後所属するチーム内でどのような流れで開発が行われているのかを習得することを目的としています。
機能の追加後はメンターの先輩にマージリクエストベースでコードレビューをしていただき、考慮漏れがないように確認をもらいOKが出れば単体テストに取り掛かります。単体テスト項目書は個人ごとに書き方などに差がでやすいものであるため、配属されるチームの手法に合わせるために因子水準の抽出からテストパターンの作成・テストの実行を逐次レビューをいただきながら行います。
このようなメニューを行うことで、実務に入った後にスムーズに仕事の流れをつかむことができるようになります。
上記以外にも新卒配属では、以下のようなJavaやPostgreSQLの資格の取得など様々な項目について学びます。
その他の学習メニュー(抜粋)
資格取得
技術スキル
- Webアプリケーション(TCP/IP / HTTP / SSL / Cookie等)
- Webサーバ / フレームワーク(楽楽精算のアーキテクチャ関連)
- セキュリティ
- Linux
- Jenkins
- Git
- JUnit
- Selenium
など
ヒューマンスキル
- 課題図書
- 入社1年目の教科書
- 以下のうち1冊
- 3分でわかるロジカル・シンキングの基本
- 問題解決力を鍛えるトレーニングブック
- エンジニアのための伝わる書き方講座
- 3分でわかるロジカル・シンキングの基本
など
実際に取り組んでみて
サポートサイト課題
楽楽精算のサポートサイトのほぼすべてのページを読むことになるので、読み終えるまでものすごく時間がかかりました。
時間はかかりますが、読む前と読んだあとではその後の作業の際に初めて使う機能がうまく動かないといった場面でもなんとなくどこの設定が足りないのか、どこを設定すれば使えるようになるのかといった点が以前に比べて推測できるようになったため、製品理解を深めることができました。
細かなオプション機能の使い方などはまだ一部知識が甘いですが、この学習メニューのおかげで通常の精算作業であれば基本的に問題なく行えるようになったと思います。楽楽精算の意義理解 & 楽楽精算製品説明資料作成・発表
入社して以降楽楽精算でしか精算処理を行ったことがないことと、経理作業を実際に行ったことがなかったため、なんとなく頭で楽楽精算を使わないと不便ということは理解していてもどのような点でどのような不便を解決しているのかといった詳細なポイントまでをきちんと理解していませんでした。
そのため、この学習メニューを通してどのような箇所でどの程度時間がかかるのかであったり、ヒューマンエラーがどのポイントで発生しやすいのかといった知識を吸収できた点で非常に面白い体験でした。楽楽精算の開発の疑似体験
楽楽精算がどのように権限管理をしているのかであったり、複雑なクラス構造などを実務に入ってぶっつけ本番で学ぶのではなく、実務の前に練習として取り組めたという点でとてもありがたい内容でした。
実際に取り組んでみてミスに対するリカバリーに時間がかかりすぎてしまったり、テスト項目書を作成する際に不要な因子を追加することによって大量のテストケースになってしまったりしたのですが、実務に入る前にインプットだけでなくアウトプットとして学べてよかったです。
終わりに
以上が楽楽精算開発課における配属後の学習メニューの紹介になります。
体系的にメニューが組まれており、非常にスムーズに楽楽精算の製品理解を進めることができました。
また、楽楽精算開発課では新卒にはメインとサブの2人のメンターについていただけるので、詰まるところや質問があるとすぐ対応していただけてとてもありがたく感じました。
配属されてから学んできたことを今後の実務に活かすとともに、昨年の先輩がもっと時間をかけて学びたかった!という観点でおととしの内容からアップデートされたように、私たち今年度の新卒が感じた点をを来年、再来年の後輩のためにもっと改善していけたら良いなと思います。
ありがとうございました。
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