技術広報のsyoneshinです。
いつもラクスエンジニアブログをお読みいただき、ありがとうございます! !
今回は2023/2/8に開催した「RAKUS Tech Conference 2023」の内容を当日発表資料 と共にご紹介します!
◆ 関連記事 昨年度(2022年)の開催レポートは以下をご覧ください
【目次】
イベント概要
日時 :2022/2/8(火) 14:00-18:00
会場 :オンライン
参加費:無料
主催 :株式会社ラクス開発本部
Twitterハッシュタグ:#RAKUSTechCon
【イベントメッセージ】
株式会社ラクスは「ITサービスで企業の成長を継続的に支援します!」をミッションに掲げ、 メール共有・管理システムの「メールディーラー」や、経費精算システムの「楽楽精算」など、 延べ80,000社を超えるお客様に自社開発したサービスを提供してきました。『RAKUS Tech Conference2023』はこうした今までの取り組みや知見を紹介する、ラクス開発本部主催の技術カンファレンスです!
当社ではローンチ20年を超えるプロダクトもあり、決して目新しい技術ばかりを扱っているわけではありませんが、 一人ひとりが地道な"カイゼン"のための努力、そして"挑戦"を続けています。
「日本を代表する」組織を目指し、失敗を恐れずに成長を続けるエンジニア/デザイナーの生の声をお届けします。
発表の紹介
それではここから各発表内容と資料を共有させていただきます!
オープニングセッション
登壇:公手 真之 [執行役員 開発本部長]
オープニングセッションでは、ラクス開発本部長の公手より、
以下内容を紹介させていただきました!
開発組織の成長過程で遭遇したさまざまな課題と取組み事例、また進行形の課題と取組み、今後のチャレンジをご紹介しました。
短納期でも進化をあきらめなかった新規プロダクト開発
登壇:松浦 孝治 [楽楽明細開発2課 課長]
川上 正博 [楽楽明細開発2課]
2022年12月現在、約25,000社の方に申込頂いている『楽楽電子保存』サービスですが、初期開発に与えられた猶予は弊社のプロダクト開発史の中で最短となる「半年」という、非常にタイトなスケジュールの中で完遂させる必要がありました。
- 短期間でサービスインまで導いたマネジメント
- 中長期的なサービス運用を見据えたゼロベースでのアーキテクチャー選定
を中心に、初期開発で特に力を入れた取り組みと今後の展望をご紹介しました。
フロントエンド横断組織のチームトポロジー
登壇:國枝 洋志 [フロントエンド開発課 課長]
設立20年目にして作られたフロントエンド開発組織は発足から2年経ちました。 発足時2名しかいなかったフロントエンドエンジニアは18名に増えましたが、まだまだ人手不足。課題も山積みです。 ベスト・オブ・ブリード戦略で成長してきた様々なサービスに対して、各開発課と共にサービス開発を行うストリームアラインドチームになるのか、フロントエンドのスペシャリストとして技術支援を行うイネイブリングチームになるのか、横断組織ならではの悩みにどのように取り組んで行くのか、これからの組織設計についてお話ししました。
ベテラン社員が抜けても若手が成長できるエンジニア組織づくり
登壇:大塚 正道 [配配メール開発課 課長]
荒巻 拓哉 [配配メール開発課]
久山 勝生 [配配メール開発課]
ラクスの開発組織には毎年多数の新卒社員が入社しており、私たちのチームにもたくさんの若手社員が所属しています。 一方でスペシャリスト職などのベテラン社員は不足気味です。 重要度の高いプロジェクトに専念するためチームから抜けていくこともあります。
しかし、私たちは逆にこれを若手社員の成長の機会と捉えて積極的にチャレンジできる環境をつくり、若手が活躍し成長できるチームを目指して取り組んできました。 実際に取り組みを行ったメンバーからその事例をご紹介するとともに、マネジメントサイドからそのための組織の向き合い方についてお話ししました。
デザイン組織が社内下請けから脱却するためにやったこと
登壇:小林 肇 [プロダクトデザイン課 課長]
デザイナーが少なく、開発プロセスの中でデザイナーの役割の定義が曖昧で、デザイナーって何をしてくれる人なのか、プロダクト開発においてデザイナーがいるとどんなメリットがあるのかがちゃんと認識されていませんでした。キレイなUIを作ってくれるということは認知されていても、そのためにはどのようにデザイナーがプロダクト開発に関わるべきか不明瞭なために、下請け的な仕事になっていました。
課題解決をミッションとするデザイナーが、プロダクト開発チームの一員になるために、どのようにして役割を認識してもらい、役割を広げていっているのかをご紹介しました。
ゼロから始めるクラウドネイティブ
登壇:見形 親久 [SRE課 課長]
松本 隆二 [東京インフラ開発1課]
クラウドネイティブな開発をやってはみたいが、機能開発が忙しくなかなかそのチャンスが生まれない、そんな時に新しいサービスを立ち上げるチャンスが舞い込んできました。 これ幸いと、イメージしていた構成を構築しようとしてみましたが、あれやこれやとハマりポイントや考慮できてないモノがあり思っていたほど簡単なものではありませんでした。
Kubernetesなどクラウドネイティブ技術が一般的になっては来ていますが、実際に導入するにはエコシステムの構築など、周辺のシステムも考慮する必要があり、どこから手を付けるべきか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- システム構成の紹介/その背景
- 環境構築時のハマりポイント/考慮点
- 今後やっていきたいこと
を中心に、ゼロからどの様に環境を構築していったのかと今後の展望をご紹介させていただきました。
「開発優先」の中で取り組む組織的な新技術への挑戦
登壇:堀内 泰秀 [技術推進課 課長]
鈴木 勇 [技術推進課]
「機能開発を優先しているためリファクタリングができない」この状態に陥っている方、多いのではないでしょうか。
サービス開発では立ち上げから売れ始めるまでの間、プロダクトマーケットフィットを目指して最短距離を走ることを求められます。
その中で行われる意思決定では必ずしもすべてが最適解を得られるわけではありません。また時を経るにつれて最適解が最適解でなくなることもあるでしょう。
「サービスがある程度軌道に乗り、開発体制も整ってきたらリファクタリングやリアーキテクトしたい」――しかしベテランエンジニアの方はそんなタイミングが訪れないと知っているはずです。
そんな厳しい現実を直視して、ラクスではどのような対応を取ってきたのかをご紹介しようと思います。
本発表では以下のような内容をお話しします。
- ラクスにおける取り組みの概要
- 取り組みの立ち上がりから継続していくための仕組みづくり
- 取り組み実施のサイクル
- 自社で検討することのメリット
クロージング
登壇:公手 真之 [執行役員 開発本部長]
大塚 正道 [配配メール開発課 課長]
小林 肇 [プロダクトデザイン課 課長]
見形 親久 [SRE課 課長]
堀内 泰秀 [技術推進課 課長]
クロージングセッションでは、ラクス開発本部長の公手と
当日登壇者複数名で
- 本編では伝えれなかったこと
- 自身のチームで今後やろうとしていること
テーマにパネルディスカッションを実施しました。
イベント当日はたくさんの方にご視聴、そしてコメントやご質問をいただきました。
お申し込み、ご参加いただいた皆さま本当にありがとうございました!
終わりに
ラクスMeetupでは現場最前線のエンジニア/デザイナーからラクスのSaaS開発ならではの技術・運用ノウハウや、
新しい取り組みの成果や失敗談、プロダクト開発/運用で得た知見等の技術情報をお届けしております。
今後も定期的なイベントを計画しております、ぜひご参加ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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