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【2022年最新版】デザインマネージャーが厳選したおすすめUI/UX書籍36選!~これから始める方必見~

【2022年最新版】デザインマネージャーが厳選したおすすめUI/UX書籍

こんにちは、クリエイティブ課 木村圭です。
クリエイティブ課は、ラクスグループ内で提供しているサービスに関するWebサイトやパンフレットなどのデザイン業務を担っています。

現在、マネージャー職をしていますが、前職までUI/UXデザイナーをしておりました。
僕自身が、これまで学習した書籍や最新の関連書籍を含め、ご紹介します。
これから、UI/UXデザイナーを目指したい方やデザインにご興味のある方なども含め、ご参考になればと思います。

ラクスのデザイナーについて知りたい方は、以下記事をご参考ください!
tech-blog.rakus.co.jp

最初に読んでほしいUI/UX書籍はこれだ!

「UI」「UX」に関連した書籍を抜粋しました。
古い書籍もありますが、体系的に学べたり、そこから新しい気づきがあったりすることもあります。

ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザイン

川合 俊輔 (著), 大本 あかね (著), 菊池 崇 (監修)

ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザイン「ノンデザイナーでもわかる」と書籍タイトルにある通り、基礎から考え方、実践まで簡潔にまとめられています。 「UX」を理解することから始まり、UXをビジネスに役立たせる方法を紹介し、WebサイトのUI設計への話を進め、具体的なデザイン手法について解説されています。本書にも書かれていますが、章ごとに内容が区切られているため、読みたいところから進めて行くことも可能です。
・理論に基づいたデザインが実装可能になる
・人間心理をベースに、デザインの良し悪しを判断することができる
・UX設計からUIデザインにする方法が学べる
・Webでのデザイン思考が身につく
まずは基礎から学んでみるのはどうでしょうか。

UI/UXデザインの原則

平石 大祐 (著)

UI/UXデザインの原則「ユーザー心理/行動に則って考える」ことがUI/UXデザインの第一歩である
UI/UXデザイナーに求められるレベルも年々あがってきており、UI、UXの違いを理解すること、ユーザーニーズを正しく理解し、それをUI/UXに落としこむことが重要になる。結果、ビジネスの可能性を高めることにつながることが書かれています。実例も紹介されており、内容としても非常に読みやすいです。

UIデザイン みんなで考え、カイゼンする。

栄前田 勝太郎 (著), 河西 紀明 (著), 西田 陽子 (著)

UIデザイン みんなで考え、カイゼンする。UIデザインの業務を体系的に学べます。
「デザインプロセス」そのものをプロジェクトチーム全体で共有しながら開発を進めていく手法の具体的な中身と、どのようにして現場で取り入れていけばよいのかを、事例も交えながら、できるだけわかりやすく伝えています。またUIをデザイナーだけでなく「チームで作り上げる」という視点からも解説されています。デザイナーやエンジニア、UI/UXに興味のある方にとって、誰のための「デザイン」なのか、あらためて考えるきっかけになるかもしれません。

SF映画で学ぶインタフェースデザイン アイデアと想像力を鍛え上げるための141のレッスン

Nathan Shedroff (著), Christopher Noessel (著), 安藤 幸央 (監修, 翻訳), 赤羽 太郎 (翻訳), 飯塚 重善 (翻訳), 他

SF映画で学ぶインタフェースデザイン アイデアと想像力を鍛え上げるための141のレッスン2014年刊行の古い書籍です。SF映画からインターフェースデザインを学ぶというテーマで書かれています。実際、世の中に登場していなかった、携帯電話やタッチパネルなど映画の世界では10数年以上も前に登場していたりします。 「スター・トレック」「スター・ウォーズ」「アイアンマン」などを実例として、紹介されています。またインターフェースだけでなく、しっかりと作り込みがされていますので、映画の中で配色も学ぶことができるのではと思います。 書籍を通して、現在のSF映画を観ると新しい発見があったりするのではないでしょうか。

ほんとに使える「ユーザビリティ」 -より良いデザインへのシンプルなアプローチ

エリック・ライス (著), 浅野 紀予 (翻訳)

ほんとに使える「ユーザビリティ」 -より良いデザインへのシンプルなアプローチ「製品やサービスのユーザビリティを向上させ、より良い利用体験を実現するための方法とは」
UXデザインの第一人者であるエリック・ライスさんの書籍です。本書にも書かれていますが、思い出したくもないほどの長いことサービスデザインや製品デザインのプロジェクトの数々に首を突っ込んできたそうです。 「ユーザビリティ」とは何かからはじまり、豊富な事例をもとにユーザビリティの問題を洗い出し、解決するための手法をまとめた実践的ガイドブックとなっています。各章ごとに10箇条のチェックリスト、おすすめ書籍、キーワードが掲載されていて、2013年刊行ではありますが、実用性の高い内容だと思います。

UI GRAPHICS 成功事例と思想から学ぶ、これからのインターフェイスデザインとUX

安藤剛 (著), 水野勝仁 (著), 萩原俊矢 (著), ドミニク・チェン (著), 菅俊一 (著), 鹿野護 (著), 有馬トモユキ (著), 他

【新版】UI GRAPHICS 成功事例と思想から学ぶ、これからのインターフェイスデザインとUXインターフェイスに向き合うデザイナーたちの実践と思考を記録した、2015年刊行の新版です。世界の成功実例と、この領域に携わる研究者および実践者の知見を得ることができます。本書は、2018年刊行ですが、僕自身は振り返る場として読んでいたりします。UI/UXデザイナーは、常に世の中のデザインとふれていることが重要だとあらためて実感できると思います。スクリーンショットなど写真が多数掲載されてますので、アプリケーションの時代ごとの配色なんかも気づきがあるかと思います。

UXデザインの教科書

安藤 昌也 (著)

UXデザインの教科書「ユーザーエクスペリエンス(UX)」とは何か。
「ユーザー体験(UX)」を軸とし「UXデザイン」について、1.概要、2.基礎知識、3.プロセス、4.手法と体系的に学んでいくことができます。また教科書というタイトル通り、様々な専門用語の基礎知識から、魅力的な製品・サービスをデザインするための流れとその手法がしっかりと書かれています。人に説明するときにも、内容が活用できたりします。
・UXデザインをはじめたい人
・UXデザインに悩んでいる人
・UXデザインを極めたい人

UXデザインの法則 ―最高のプロダクトとサービスを支える心理学

Jon Yablonski (著), 相島 雅樹 (翻訳), 磯谷 拓也 (翻訳), 反中 望 (翻訳), 松村 草也 (翻訳)

UXデザインの法則 ―最高のプロダクトとサービスを支える心理学「なぜこのデザインがいいのか?」
著者Jon YablonskiさんがUXデザインと交差する心理学の法則をまとめたウェブサイト「Laws of UX」を元に構成されています。
「意思決定にかかる時間は選択肢の数と複雑さで決まる」、「タッチターゲットに至るまでの時間はターゲットの大きさと近さで決まる」などの10の法則を、各章において、ポイント、概要、起源、事例、結論にまとめて紹介されています。なるほどと思う法則や考え方など事例とともに解説されており、読みやすいです。面白くてあっという間に読み終わると思います。僕はそうでした。

UX戦略 ―ユーザー体験から考えるプロダクト作り

Jaime Levy (著), 安藤 幸央 (監修), 長尾 高弘 (翻訳)

UX戦略 ―ユーザー体験から考えるプロダクト作り本書は、企業戦略としてユーザー体験の価値向上を取り入れ、プロダクトを成功へと導く「UX戦略」についての解説書となります。
UX戦略の考え方にもとづき潜在的顧客、競合他社製品、バリュープロポジション(提供価値の創造)といった要素の分析や評価を行い、革新的ユーザー体験を持つプロダクトを作り出す手法について、著者の豊富な経験から実例を使って解説されています。デザインとビジネス戦略を起点とし、何をしていく必要があるか学べると思います。
UXはデザイナーだけでなく、製品開発に関わる全職種のメンバーが考えるべきと書かれており、どちらかというとマネージャーやサービスをリードする方に読んでもらいたい書籍になります。

インタフェースデザインのお約束 ―優れたUXを実現するための101のルール

Will Grant (著), 武舎 広幸 (翻訳), 武舎 るみ (翻訳)

インタフェースデザインのお約束 ―優れたUXを実現するための101のルール「優れたUXを実現するための101のルール」
本書では、デジタル製品のデザインに役立つ広範な指針がまとめられています。 製品のユーザビリティや性能を高める上で必須かつ基本のツボをマスターすれば時間を節約し顧客満足度をアップできるテクニックがコンパクトなルールとして紹介されています。説明もわかりやすく、読みやすいと思います。タイポグラフィ、コントロール、カスタマージャーニー、各種要素の統一、UX全般に関わるプラクティスに分類されているのでリファレンス的に読むことも可能です。ユーザーエクスペリエンスを向上させるための指針を学んでいけます。

はじめてのUXリサーチ ユーザーとともに価値あるサービスを作り続けるために

松薗 美帆 (著), 草野 孔希 (著)

はじめてのUXリサーチ ユーザーとともに価値あるサービスを作り続けるために弊社にはまだありませんが、職種として「UXリサーチャー」を採用している企業を最近よく見かけると思います。
そもそも「UXリサーチ」とは何をしているのでしょうか。本書では、現役リサーチャーの方が、解説してくれています。適度に図やイラスト、写真なども入っていて、すごく読みやすいです。
「UXリサーチ」に興味がある方、何から始めたらいいか悩んでいる方にお勧めです。

UXライティングの教科書 ユーザーの心をひきつけるマイクロコピーの書き方

仲野 佑希 (監修), キネレット・イフラ (その他), 郷司 陽子 (翻訳)

UXライティングの教科書 ユーザーの心をひきつけるマイクロコピーの書き方「マイクロコピー」を知っていますか。
みなさんが目にする、送信フォーム上のボタン、登録フォーム、エラーメッセージなどに表示される1行のテキストのことを指しています。 本書を読むことで、たった1行のマイクロコピーがユーザーの行動に影響することを理解し、どのように書くべきか、どこに配置するべきか学べると思います。

あわせて読んでほしい書籍はこれだ!

より人を理解すること、心理学や行動から学べる書籍となります。

バグトリデザイン 事例で学ぶ「行為のデザイン」思考

村田 智明 (著)

バグトリデザイン 事例で学ぶ「行為のデザイン」思考「人の行為に注目すればあるべきデザインが見えてくる」
この本を読んだとき、衝撃を受けました。ものすごく整理されており、学びがたくさんあります。人の行為を、時間を追って観察していけば、それを妨げるもの、それが「バグ」。 6つのバクとして定義されており、非効率、迷い、矛盾、負環、心理、誤認で分類されています。それぞれのバグについて、事例をもとに解説されています。「行為のデザイン」のワークショップのケーススタディも紹介されており、進め方も記述されています。

人間中心設計入門 (HCDライブラリー)

山崎 和彦 (著), 松原 幸行 (著), 竹内 公啓 (著), 黒須 正明 (編集), 八木 大彦 (編集)

人間中心設計入門 (HCDライブラリー)「人間中心設計(HCD)」として初めて刊行された入門書になります。 人間中心設計とは、ユーザビリティ、ユーザエクスペリエンス(UX)、デザイン思考の共通の基盤となる考え方です。 本書は、節が見開きで構成されており、図や表が多数配置されていて、初めての方にとっても非常にわかりやすいと思います。シリーズで出版されています。

インタフェースデザインの心理学 第2版 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

Susan Weinschenk (著), 武舎 広幸 (翻訳), 武舎 るみ (翻訳), 阿部 和也 (翻訳)

インタフェースデザインの心理学 第2版 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針行動心理学者スーザン・ワインチェンクさんが2012年に刊行された書籍の改定版です。
人はどう見るのか、人はどう読むのか、人はどう記憶するのか、人はどう考えるのか、人はどう注目するかなど、全10章にわかれて解説されています。科学的な研究から導き出された、100の指針を例とともに紹介されています。デザイナーだけでなく、企画やエンジニアの方にもおすすめの本です。

行動を変えるデザイン ―心理学と行動経済学をプロダクトデザインに活用する

Stephen Wendel (著), 武山 政直 (監修), 相島 雅樹 (翻訳), 反中 望 (翻訳), 松村 草也 (翻訳)

行動を変えるデザイン ―心理学と行動経済学をプロダクトデザインに活用する本書は、行動経済学と心理学をもとに、人々の行動、日常習慣を変える「行動変容」を促すプロダクトをデザインしていくための書籍です。実践的な知識や視点を学ぶことができます。行動には、あらかじめ5つのことが直前に生じています。ユーザーの行動が実行されるために通過しないといけない5つのステージ「キュー、反応、評価、アビリティ、タイミング」があり、「CREATEアクションファネル」として紹介されています。このアクションファネルは、どこで人々が離脱したのか把握することができます。デザイナーだけでなく、サービスや製品開発に携わる方も必見です。

ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする

中島 亮太郎 (著)

ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする行動経済学の本ですが、むずかしい専門書ではありません。」
と書かれている通り、デザイナー視点で図解されていたり、最初から要約が掲載されており、非常にわかりやすいと思います。
テーマとしては「行動経済学をビジネスデザインに活用すること」
行動経済学の理論を知るだけでなく、新しいサービスやプロダクトの開発に活用することが目的と書かれています。 ・個別の理論ではなく全体構成で仕組みを理解できる
・図で多く用いることで理論がパッと見てわかる
社会心理学やデザインなどの観点も織り交ぜている
・商品やサービスなどへの活用方法に言及している
・実際のビジネスを想像しながら読むことで楽しく学べる

デザインリサーチの教科書

木浦幹雄 (著)

デザインリサーチの教科書僕自身、「デザインリサーチャー」という職種があることをこの書籍を読むまで知りませんでした。 本書では、「デザインリサーチ」の入門書として、「1章.デザインのトレンド」「2章.デザインリサーチの概要」「3章.デザインリサーチのプロジェクトの進め方」「4章.デザインリサーチの導入・運用」の構成で紹介されています。 読み進めていくことで、デザインリサーチの重要性が理解できると思います。 新しいプロダクトをつくられる方、既存プロダクトを改善を検討されている方、おすすめです。

未来ビジネス図解 これからのデザイン思考

小山田 那由他 (著)

未来ビジネス図解 これからのデザイン思考「デザイン思考」とは何か。
そもそも「デザイン」とは何かからはじまり、プロセス、様々な領域の製品・サービスのケーススタディーが掲載されており、事例を通してデザイン思考の実践に役立つ内容を学んでいけます。また、イラストなども豊富で非常にわかりやすくまとめられています。

はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ「顧客視点」で考えるビジネスの課題と可能性

加藤 希尊 (著)

はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ(MarkeZine BOOKS) 「顧客視点」で考えるビジネスの課題と可能性「顧客はどのような体験をし、何を感じているのか?」 顧客視点で始め、自社視点で今の状況を見直し、改善していく。「カスタマージャーニーマップ」の有効性、マップを作成するためのワークショップの方法、まとめ方など解説されています。活用事例も掲載されていてお勧めです。サービスに携わるチームでワークショップを展開することで、チーム内の意識統一やコミュニケーション力向上にもつながる可能性大です。

できたら読んでほしい書籍はこれだ!

UI/UX視点から少しずれますが、デザインをしていく方はもちろん、サービスに携わる方にぜひ読んでほしい書籍です。

ノンデザイナーズ・デザインブック

Robin Williams (著), 米谷 テツヤ (監修, 翻訳), 小原 司 (監修, 翻訳), 吉川 典秀 (翻訳)

ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版] 2004年刊行から、第4版まで刊行されているロングセラーの書籍です。 良いデザインの作品に共通している「4つの基本原則」が紹介されています。 読みやすい、伝わる、わかりやすいなど、デザインの見た目をよくしていくためにはどんな点に気をつけるべきか学べます。 デザイナーではない方にも、おすすめの基本となる一冊です。

なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

筒井 美希 (著)

なるほどデザインデザインに関するものごとを「目で見て楽しめる」形にまとめられた書籍となります。文字組み、言葉、文章、色、写真、グラフ・チャートなど参考事例とともに紹介されています。デザインを良くするヒントが、タイトル通り目で見て学んでいけます。テザイン本ですが、UIデザインにも活用できる学びがあると思います。デザイナーだけでなく、デザインに興味のある人にもおすすめです。

DX 時代のサービスデザイン

廣田章光 (著, 編集), 布施匡章 (著, 編集), 瀨良兼司 (著), 井登 友一 (著), 仙波 真二 (著), 宗平 順己 (著), 山縣 正幸 (著)

DX 時代のサービスデザイン本書にも書かれていますが、DXという言葉を目にする機会が増えていると思います。DXとは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念だそうです。このDX時代に、サービスを受ける人の体験と感情の価値を最大化するためにはどうしたらいいのか。サービスデザインを通して、基礎、顧客理解、事業創造など順序だてて学んでいけると思います。

Good Service DX時代における"本当に使いやすい"サービス作りの原則15

ルー・ダウン (著), ヤナガワ智予 (翻訳)

Good Service[グッド・サービス] DX時代における“本当に使いやすい”サービス作りの原則15「サービスとは何か?」
本書は、イギリス政府でデジタル改革を推し進めてきた著者が教える、デジタル・トランスフォーメーション(DX)時代のサービスデザイン入門です。
DX時代における「本当に使いやすい」サービス作りについて15の原則でまとめられています。あらゆるサービスに関わる方にぜひ読んでいただきたい本になります。

「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ

玉樹 真一郎 (著)

「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ「あらゆる人の心を動かす方法」
任天堂Wiiというゲーム機の企画を担当されていた玉樹真一郎さんが書かれた書籍になります。当時「ゲームはどうやって心を動かしているのか?」について議論・分析・研究を重ね、学び、商品企画に活かしていたそうです。 本書では、1.「つい」やりたくさせてしまう、2.「つい」熱中させてしまう、3.「つい」誰かに言いたくさせてしまう、という3つの手法について体系的に紹介されています。誰もが遊んだことのあるあのゲームから解説されて読み進めていくのも楽しいと思います。

融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論

渡邊恵太 (著)

融けるデザイン ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論「世界が変わったのだから、デザインも変わらなくてはならない」
2015年刊行の書籍ですが、今読んでも発見があると思います。 テクノロジーの進歩により、ますます変容する世界を捉え、デザインしていくためには? これからのものづくりのための最重要キーワード「自己帰属感」を軸に、情報を中心とした設計の発想手法を解き明かす。UXやIoTの本質を掴みたい人に向けて書かれている本です。

101デザインメソッド ―― 革新的な製品・サービスを生む「アイデアの道具箱」

ヴィジェイ・クーマー (著), Vijay Kumar (著), 渡部 典子 (翻訳)

101デザインメソッド ―― 革新的な製品・サービスを生む「アイデアの道具箱」本書では、イノベーションのプロセスを7つのモードにわけています。
「1.目的を見出す、2.コンテクストを知る、3.人々を知る、4.インサイトをまとめる、5.コンセプトを探求する、6.解決策を練る、7.製品・サービスを実現する」
各モードごとに多数のメソッドが紹介されています。プロジェクトを進めるにあたり、チームや仲間と取り組むことで、意識統一や振り返ることなど、活用できそうな内容だと思います。UI/UXデザイナー以外でもおすすめな一冊です。

脳のしくみとユーザー体験 認知科学者が教えるデザインの成功法則

ジョン・ウェイレン (著), 高崎拓哉 (翻訳)

脳のしくみとユーザー体験 認知科学者が教えるデザインの成功法則ユーザー体験は、「脳内」で起きている。脳の6つの認知プロセスを知ることで、ユーザーの心をつかむことができ、最高の体験をデザインしていくことができる。
本書では、人の体験を構成する要素「シックス・マインド(視野・関心/記憶/感情/意思決定/言語/空間認識)」を理解し、顧客のニーズや視点をより正確に特定できるようになるための方法が解説されています。その知識を製品やサービスのデザインに応用する方法を学ぶ実践書となります。

「ユーザーフレンドリー」全史 世界と人間を変えてきた「使いやすいモノ」の法則

クリフ・クアン (著), ロバート・ファブリカント (著), 尼丁 千津子 (翻訳)

「ユーザーフレンドリー」全史 世界と人間を変えてきた「使いやすいモノ」の法則「ユーザーフレンドリー」とは、使いやすいこと、わかりやすいこと、扱いやすいこと。経験の浅いユーザーにとって使いやすい、わかりやすいこと。ユーザーのニーズを念頭に置いてデザインされたもの。 コンピューターが登場し、インターネットが普及しはじめ、誰もが情報を取得できるようになり、現代だと、スマートフォンが登場し、人々の生活をさらに一変させたと思われます。「ユーザフレンドリー」が社会に浸透してきた歴史から、世界と人間を変えてきた「使いやすいモノ」の法則を学んでいけます。

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

市谷 聡啓 (著), 新井 剛 (著)

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで本書は、ソフトウェア開発に携わる人を対象として書かれているのですが、チームとして活動していこうとしている方、チームの取り組みで悩まれている方などにとっても気づきのある一冊だと思います。アジャイルをこれから始める人などにもおすすめです。

コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ

緒方壽人 (著)

コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ「コンヴィヴィアリティ」
思想家イヴァン・イリイチが提唱した概念を足がかりに、これからの人間とテクノロジーのあり方について紹介されています。人間は道具をつかっているつもりで、実は道具に使われていてと冒頭に書かれているのですが、確かに、誰もがスマートフォンをもつ世の中となり、スマートフォンをさわっていない日はない気がします。第3章「人間とデザイン」でデザインについてふれられています。あらためて考えさせられることがあると思います。

ラクスのデザイナーにもおすすめ書籍を聞いてみました!

以下、ラクスのデザイナー達が選んだ「おすすめの書籍」です。
前述にてご紹介した書籍も何冊かあるかと思います。

  • ランキング概要
    • 手法:任意アンケート(ヒアリングシート) ※複数回答可
    • 対象:ラクスのデザイン組織メンバー
    • 有効回答数:24名
    • ランキング内容:投票数2票以上の技術書
順位 書籍名 投票数
1 なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉 8票
2 けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本 6票
3 オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理 5票
4 ノンデザイナーズ・デザインブック 2票
4 あたらしい、あしらい。 あしらいに着目したデザインレイアウトの本 2票
4 ほんとに、フォント。 フォントを活かしたデザインレイアウトの本 2票
4 誰のためのデザイン? 2票

『なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉』と『ノンデザイナーズ・デザインブック』は
私の方でも紹介させていただきましたので、それ以外の書籍を簡単にご紹介させていただきます。

大人気のデザイン書シリーズ

けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本

ingectar-e (著)
けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本どんなデザインにも余白があると思います。余白をうまく使いこなすことで、情報の整理につながり、結果、洗練されたデザインとなる。事例を紹介しつつ、色、フォントなど学べることがあると思います。

あたらしい、あしらい。 あしらいに着目したデザインレイアウトの本

ingectar-e (著)
あたらしい、あしらい。あしらいに着目したデザインレイアウトの本「いいデザインはあしらいがていねいなんだ!」人気シリーズの第3弾です。「あしらい」とは「装飾」「ディテール(細部)」のこと。NG例から問題点を洗い出し、OK例を提案し、どんな修正を行ったかについて解説されています。

ほんとに、フォント。 フォントを活かしたデザインレイアウトの本

ingectar-e (著)
ほんとに、フォント。フォントを活かしたデザインレイアウトの本人気シリーズの第2弾です。いろんなフォントがあり、どれを選べば、どう使えばいいのか。 「センス」がとわれます。たくさんの使用例とともに、センスを磨いていけると思います。

オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理

ソシオメディア株式会社 (著), 上野 学 (著, 監修), 藤井 幸多 (著)
オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理 WEB+DB PRESS plus銀の弾丸、OOUI。」かなりインパクトのある表紙です。オブジェクト指向ユーザーインターフェース(OOUI)とは、目当てとなるオブジェクトを起点としてUIを設計することになります。対象を選んでから行動におこす。実践演習も紹介されているので、学びながら理解していけると思います。

誰のためのデザイン?

D.A.ノーマン (著)
誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論 初版刊行からロングセラーとなっている書籍です。冒頭にある「どんな新しいテクノロジーが出現するか予測できる人もいない、だが確実に予測できるのは、本書に述べるデザインの原則は変わらず残るということである。」デザイナーだけでなく、製品やサービスに携わる方に読んでほしい一冊です。

さいごに

いかがでしたか。気になる書籍は見つかりましたか。
少しでも興味のある本があれば、ぜひ、手にとって読んでいただけると幸いです。
あなたにとって最良の本との出会いがあることを祈っております。
また、ラクスでは、現在、UIデザイナー、Webデザイナーを募集中となります。
書籍の購入費補助もあります。
ご興味ある方いましたら、ぜひ、下記採用サイトから、ご連絡ください。
尚、カジュアル面談も大歓迎です。UI/UX、デザインについてお話しましょう。お待ちしております。
クリエイティブ課 木村圭

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