技術広報のsyoneshinです。
今回は当社の開発組織メンバー達に
『2020年の気になったニュース』と
気になった理由やポイントを聞きました。
質問:皆さんの「2020年の気になったニュース」 を教えてください。
【目次】
『2020年の気になったニュース』ランキング
以下は当社の開発組織メンバーが選んだ「2020年の気になったニュース」ランキングです。
- 調査概要
Rank | ニュースタイトル(概要) | 得票数 |
---|---|---|
1 | WSL2 正式版リリース | 9 |
2 | Apple、MacのAppleシリコンへの移行を発表 | 8 |
3 | PHP8リリース | 6 |
4 | 東証システム障害 | 5 |
5 | Zen3アーキテクチャ | 4 |
6 | オープンソースで作る東京都新型コロナウイルス対策サイト | 3 |
6 | KubernatesがDockerランタイムを非推奨に | 3 |
6 | Centos8 EOL | 3 |
6 | Flash終了 | 3 |
10 | Google 障害 | 2 |
10 | postgreSQL13 リリース | 2 |
10 | 5G | 2 |
10 | NAVERまとめ終了 | 2 |
10 | 東芝が量子暗号通信を事業化 | 2 |
10 | GitHubのデフォルトブランチ名 | 2 |
当社で得票数1位の2020年の気になったニュースは
『WSL2 正式版リリース』
以下は気になった理由やポイント
次いで、得票数2位の2020年の気になったニュースは
『Apple、MacのAppleシリコンへの移行』
以下は気になった理由やポイント
- スマホで活躍しているARMアーキテクチャがx86が主流だった昨今のPCに搭載されるということで注目を浴びています。 アプリ開発でもARMアーキテクチャへのネイティブ対応するなど、大きな変化をもたらしているかと思います。
- 比較サイトを見ると格段に性能が上がっているらしく、独自開発でこういった結果を残せるAppleはさすがだなと感じた。
- スマホ用途で急速に性能向上してきたARMアーキテクチャが、x86アーキテクチャとスペック的に遜色なくなってきて、x86に比較して強みだった省電力とGPU性能を引っさげてデスクトップ用途に入ってきたこと。ARM版Windows10やARM搭載ノートは既にあったのでそこまで不思議はなかったが、一定のシェアをもつAppleがシフトしたことで、デスクトップ用途のARMが市民権を得た印象。
etc
得票数3位の2020年の気になったニュースは
『PHP8リリース』
以下は気になった理由やポイント
次いで得票数4位の2020年の気になったニュースは
『東証システム障害』
以下は気になった理由やポイント
- 金融系はステークホルダーの数が非常に多いため、意思決定の難しさや、普段から備えることの大切さを改めて思い起こさせてくれる出来事でした。
- 原因解明のスピード感がすごかった。判明している問題をすべて提示して、調査中などのコメントもなく「市場運営者としての責任は私共に全面的にある」の回答など、完璧な記者会見だと思った。
- 原因自体はマニュアル把握不備(ヒューマンエラー)という部分で、規模や事業の垣根を越えたITにおける根源的で極めて大きな課題を感じた。
etc
次いで得票数5位の2020年の気になったニュースは
『Zen3アーキテクチャ』
以下は気になった理由やポイント
次いで得票数同率6位の2020年の気になったニュース3つは
『オープンソースで作る東京都新型コロナウイルス対策サイト』
www.itmedia.co.jp 以下は気になった理由やポイント
『KubernatesがDockerランタイムを非推奨に』
以下は気になった理由やポイント
- KubernetesがDockerを経由しなくてもcontainerdを操作できるようになった。コンテナ業界がちゃんと規格化されて発展しているいい話だなあ、と思いました。
- コンテナ=Dockerという印象を改めないといけない気になった。Dockersim使っている人は構成変更もあってお祭りになってました。
etc
『Centos8 EOL』
以下は気になった理由やポイント
- OSSの商用利用を考えさせられ、ただただ辛いな…と思ったニュースでした。
- 唐突に「来年末終わって商用に切り替えます」となり、コミュニティから反発があった後、「やっぱ後続続けます」となった経緯が面白かった。
etc
『Flash終了』
以下は気になった理由やポイント
次いで得票数同率10位の2020年の気になったニュース6つは
『Google 障害』
以下は気になった理由やポイント
『PostgreSQL13 リリース』
以下は気になった理由やポイント
- PostgreSQL12からどういうバージョンアップがあったか気になった。
- 毎年のお約束ですが、変更ポイントは抑えておきたい。
『5G』
以下は気になった理由やポイント
- キャリアサービス開始とか、みんなが騒ぎ出して5G普及したらどうなる?というのが盛り上がった気がっていました。
- 「今後の生活にどう影響してくるのか」が楽しみというところで気になっていました。
『NAVERまとめ終了』
以下は気になった理由やポイント
『東芝が量子暗号通信を事業化』
以下は気になった理由やポイント
- 中国など競争相手も多いが、ぜひ世界をリードする分野に育ってほしい。
- 論理的に破られない暗号というのがポイントで、暗号解読される心配がなくなる。まさに最強の暗号技術という点で気になりました。
『GitHubのデフォルトブランチ名』
以下は気になった理由やポイント
- OSS文化も社会情勢を考慮するようになったのだなと思いました。
- センシティブな話だとは思いますが、ずっと「master」と呼んでた身からすれば違和感があります…。
その他
『SpaceXの有人宇宙飛行成功』
jp.techcrunch.com
『接触確認アプリ「COCOA」、ソースコードをGitHub上に公開』
k-tai.watch.impress.co.jp
『Vue3リリース』
news.vuejs.org
『シン・テレワークシステムの開発』
www.itmedia.co.jp
『Zoom』
www.nikkei.com
などなど
110件の「2020年の気になったニュース」が当社内で共有されました。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
改めて、2020年は本当に大変な一年だったと振り返っております。
当社開発組織では
重要な技術ニュースのクリッピングと見解を
メンバー達が日常的にチャット共有し
最新の技術動向をチェックしております。
また最新の技術動向をプロダクトに導入するか
を検証する社内勉強会も実施しており
検証で得られた知見も今後の主催イベントで発信していきます。
もし、当社活動に少しでもご興味をお持ちいただけましたら
当社イベントにも是非ご参加下さい。
- 主催イベント一覧
本記事でご紹介した2020年の気になったニュースが皆さまの情報探索の一助となれば幸いです。
私たちは一緒に働く仲間を募集しています。
ご興味を持たれましたら以下のサイトからお問い合わせください。