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リモートオフィス「Gather.Town」を導入したら開発速度が"ぐーん"と上がった!

はじめに

こんにちは。新卒3年目hy094です。
最近はスパイのアニメにハマっています。ファミリーのやつです。

今回はGather.Townを導入したらリモートワーク中の開発速度が向上した話をしたいと思います。
Zoomが2人の通話でも制限時間が40分になってしまい、代替ツールを探している方もいるかと思いますので、少しでも判断材料になれば嬉しいです。

Gather.Townとは?

一言で言うと

"Pokemon x Zoom thing"

(Notion – The all-in-one workspace for your notes, tasks, wikis, and databases.)

です。

ポケモンとZoomを掛け合わせたかのようなツールで、ゲーム好きの人には親しみやすくかつZoomに近い使い心地で利用できます。(使い方によってはZoomを上回る利便性すら秘めていると思います。)
表題では「リモートオフィス」と表現しましたが、これは私たちの使い方がリモートオフィスに近かったためです。Gather.Townはオフィスに限らず様々な用途に活用できます。

一例として、社内サークルでの活用事例です。
Gather.Townで社内サークル活動の一部をオンライン化しました - Qiita

導入しようと思ったきっかけ

弊社は基本オフィスワークで、緊急事態宣言やまんえん防止等重点措置などが発令されている場合のみ完全リモートワークになる運用でした。
(ここしばらくは落ち着いており出社していますが、現在もおそらく同様です)

皆さんもご存知の通り、発令したり解除したりが繰り返されていたため、私たちも出社とリモートを繰り返していました。
そこで出社した際にリモートの仕事がどうだったか新卒入社の後輩に聞いたところ、 「気軽に相談しにくい」 といった声がありました。
出社時は隣にちょっと声をかけるだけのところを、チャットで連絡→返信待つ→ZoomURLを共有→入室待つ→相談といった流れで、実装で少し詰まったところを聞くだけで15分〜30分かかるといった状態です。

そこで丁度上記の社内サークルでの導入事例を見て、同じ空間にいれば声をかけやすいのでは?と導入してみることにしてみたのです。

オフィスの作り方

導入方法については再掲になりますが、弊社の昨年のアドベントカレンダーに記載があるのでそちらを参照してください。
Gather.Townで社内サークル活動の一部をオンライン化しました - Qiita


ここでは、オフィスの作成方法だけお伝えします。
基本は上記の記事の通りで大丈夫なんですが、「Explore social experiences」でそのままテンプレートが選べなくなっていたので、テンプレートまでの道のりも示しておきます。

  • 一番左の「Set up an office or team social」を選択

  • 左の「Remote Office」を選択

  • オフィスを改造したり増築する予定がない方はこのまま「Confirm Selection」を押してください。
    ※「Confirm Selection」で作成されるspaceに床や壁を追加しようとすると、デフォルトでついている背景など全て消え去ってしまうためです。(一度space作り直しました)
    ※まだ壁と床の追加はベータ版のようなので、いずれ編集できるようになるかもしれません

  • 壁や床を編集しようとすると以下のような警告が出て・・・

  • Yesを押すと真っ白になってしまいます!

「Confirm Selection」がある画面の左下に「See other space」というボタンがあるので、それを選択するとテンプレート選択画面に飛べます。
あとは先程の記事の通り作成していただければ問題なく部屋の改築が可能です。

どう使ったか

オフィスとしてGather.Townの特性を最大限活かすための使い方はズバリ 「常時ログインし座っておくこと」 です。
他の作業をやっている時も裏で起動しておき、キャラクターを机の前(椅子の上)に置いておきます。

見た目で「出社してる感」があるのはもちろん、通知機能(ログイン中でGather.Townが非アクティブな人に通知を送ることができる)などを使うことで、オフィスでは普通にやっている「すみません、今お時間いいですか?」をリモートで実現することができました。

  • 実際の作業中の風景↓
    (ちなみに、後ろ向いてますが青いのが僕です。ポケモンのアクア団をイメージしました。)

また、逆にチャットで悩んでる雰囲気の人を見つけ、教える側の人が突撃することも容易になりました。
相談がしやすくなったことで一人で悩む時間が格段に減り、結果的に開発がスムーズに進むようになりました。
ただ、一つ大きな問題があり・・・
Gather.Townはそこそこ重く、それを常時起動とするとそれなりにメモリを喰ってしまうことです。
導入の際はマシンスペックやコミュニケーションへの課題感と相談していただければと思います。

まとめ・感想

まず、導入して本当によかったです。
オフィスワークと遜色ないレベルでコミュニケーションが取りやすくなり、開発もスムーズに進むので導入前に比べて楽しく開発できました。
また、Gather.Townの導入は当時2年目の私が提案し、導入に至っています。
若手も色々と提案でき、それをやってみることができる環境は個人的にはとても嬉しいです。

Gather.Townには他にもたくさんメリット/デメリットがありましたが、そちらは別途「ラクス フロントエンドチーム|note」の方にまとめました!
是非ご確認ください。

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