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【Meetup】SaaS新規プロダクトの技術 / フロントエンド、RESTful、AWSサービス、テスト自動化

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はじめに

いつもラクスエンジニアブログをご覧いただき、ありがとうございます!
技術広報のitoken1013です。
今回は8月第2回目のMeetupSaaS新規プロダクトの技術』 のコンテンツを紹介させていただきます。
当日はラクスMeetup史上、最多の120名超の方々にご参加いただき、熱いイベントとなりました。
ご参加いただきました方々、本当にありがとうございました!

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イベントテーマ概要

ラクスでは多くの to B向け SaaS を展開し続ける傍ら、新たな領域のサービス立ち上げに向けて企画が日々進められています。
今回はイベントテーマの『新規プロダクト』が表す通り、以下の新規 HRTech系プロダクトの開発より得られた知見を紹介させていただきました。

技術選定・開発・インフラそれぞれの立場より4名のエンジニアが発表させていただき、今までになく幅広いコンテンツを皆様にご提供できたイベントだったのではないかと思います。
ご参加いただきました方の中には新規プロダクト開発に関わっている方も多く、今回のMeetupを通じて日々の開発に役立つ情報をご提供できましたのであれば、大変幸いです。

発表の紹介

それでは今回発表させていただきました内容を紹介させていただきます!
発表スライドとlogmiから、当日の様子を感じ取っていただけますと幸いです!

新サービス立ち上げ時の技術選定と、サービス立ち上げに向けたラクスの取り組み

まずはラクスの先行技術検証を主導しつつ、今年度はオンラインイベントのパーソナリティとしても大活躍中の鈴木より、楽楽労務におけるアーキテクチャ選定のご紹介からです。

エンジニアであれば新サービス開発にはモダンな先端技術を導入したいものですが、
組織の全体最適を考えた結果、技術導入を見送ることも珍しいことではないかと思います。
今回、鈴木の紹介ではこのようなさまざまな経緯を踏まえて「導入しなかった技術」に着目し、LADR(Lightweight Architecture Decision Records)という手法を紹介させていただきました。
技術検討から判断にいたるまでの意思決定の過程を可視化できるため、多くのステークホルダーの関わる組織でプロダクト開発にお悩みの方には、ぜひ鈴木作成のテンプレートをご活用いただければと思います。
LADRを導入する上でのメリット・デメリットについても語られているため、多くのエンジニアにお役立ていただけるはずです。

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はじめてのフロントエンド・バックエンド分離

2本目は楽楽勤怠でバックエンドエンジニアとして関わる西角より、ラクス初のフロントエンド・バックエンドを分離したプロダクト開発で得られた知見を紹介させていただきました。

2019年から開発がスタートした楽楽勤怠では、フロントエンドとバックエンドとのインターフェースとなるWeb APIの開発を進めるにあたり、チーム間の連携にいくつかの課題を抱えていました。
フロントエンド・バックエンド双方のチームの生産性をより上げるための取り組みは、チーム開発に関わる日本中のエンジニアの皆様に参考にしていただけるはずです。
ラクスにとっても西角と楽楽勤怠チームが試行錯誤を繰り返して得た知見は、今後のプロダクト開発の大きな財産になっていくでしょう。

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新規プロダクトの開発速度と品質の両立を支える自動テスト

3本目は福岡より、楽楽労務での自動テストの取り組みの紹介です。
タイトルの通り、楽楽労務では開発のスピードと品質を両立するためにエンジニアが様々な取り組みを行っています。
今回はその中でも不可欠な3種類の自動テストを語らせていただきました。
各テストがもたらす恩恵、またどんな観点での品質担保を目的としてテストを作っていくのが最適なのか、開発の最前線に関わる福岡が詳細に紹介しています。

テストコードを書くことが当たり前の文化となっている楽楽労務の開発チームから、品質担保と早期のプロダクトマーケットフィットの両立を実現する理想的な開発フローを知っていただけると幸いです。

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積極的にAWSサービスと自動化を使ってto BのSaaSをローンチしたその後

最後はインフラエンジニアの柏木より、to B向け SaaSAWSを活用する際のポイントを紹介させていただきました。
いまや IaaS の王道であるAWSでは数多くのサービスを利用可能ですが、楽楽労務をはじめとした大規模SaaS を運用する柏木はインフラエンジニアとしてより長期的な目線に立ち、本質を捉えた利用ポイントを語っています。
後半に紹介される事例でも単に自動化を行うのではなく「なぜ?」を追求しており、柏木の理論からラクスに根付く戦略志向を感じ取っていただけるはずです。

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おわりに

新規プロダクトにおけるラクスの取り組み、いかがでしたでしょうか?
新たなプロダクトの開発に奮闘するエンジニアの皆様に参考となる情報があれば幸いです。
さて、次回9/16(水)のMeetupでは『プロダクトを持続的に開発・運用し続けるための取り組み』を紹介する予定です。
長く幅広くSaaSを展開するラクスだからこそできる開発戦略にご注目いただければと思います。
皆様のご参加をお待ちしています!

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