はじめに
今回は大阪オフィスで開催された1月ビアバッシュをご紹介します。
前回のビアバッシュ記事はこちら↓
テーマ発表
新年最初のビアバッシュのテーマは業務カイゼンジャーニーでした。ラクスの各製品の開発者にこんな業務カイゼンをやったよ、というお話をしていただきました。
また、テーマ発表の後にはテーマ自由の発表やLT発表もあり、ボリュームのあるビアバッシュとなりました。
Chat Dealer
リリース作業をAnsible化して工数削減が実現できたというお話でした。
Chat Dealerはリリース頻度が高く、リリース作業が大きなコストになっていたそうです。Ansible化したことで作業手順がどのように変わったのか、どのあたりが楽になったのか、ということをお話いただきました。
お話しいただいた内容で私が開発に携わっている製品でも活用できないかと考えましたが、リリース作業を担当したことがなく実感がないので、まずは大変さを知るためにもリリース作業をやってみることから始めないとな、と思いました。
配配メール
チームのタスク管理として最近始められたカンバン運用の振り返りについてのお話でした。
各メンバーが一日分のタスクを分割して付箋に書いて張り出し、遅れているタスクがないかチーム全員で見える化したそうです。
私もタスク管理が大雑把になっているので、個人的にカンバンのように見える化してカイゼンできないか試してみます。。。
また、今回の発表が一般的な業務改善の進め方と対比して振り返りを行うという形式でしたので、カイゼン活動を進める際の参考例として活用できるかなと個人的に思っています。
Mail Dealer
ベトナムで行っているオフショア開発のカイゼンについてお話しいただきました。
品質が低いという課題とその対策の話も興味深かったのですが、特に気になったのはベトナムメンバーのヒアリングから分かった「日本メンバーが怖い」という課題があったことです。近くでコミュニケーションが取れない分、ミーティングの際はビデオチャットで顔を映して、とにかく笑顔を意識するなど、細かなことから気を付けてカイゼンしたという話が印象的でした。
私自身も現在2年目ですでに後輩がいますし、来年度にはさらに増えますので、良好なコミュニケーションをとれるよう同じようなことを意識します。。。
楽楽精算
以前に取り組んでいたモブプログラミングを実際に業務プロセスの一部として盛り込んでみた、というお話でした。モブプログラミング自体の取り組みついてはMeetupの記事をご参照ください。
今回は業務に組み込むうえで気を付けたこと、やってみた結果の振り返りをお話いただきました。 モブプログラミングの題材がリファクタだったので、どのようなソースがイケてないかという共通認識の形成に役立ったそうです。私の所属するチームでも、この「イケてない」という感覚を新人にどうすれば共有できるかという話が出たことがあるので、モブプログラミングをしてみるということは選択肢の一つとしてアリだなと感じました。
働くDB
開発規約に準拠したコードを作成し、さらにそれをテンプレートとして新規コードを起こす際に自動生成するツールも作成したというお話でした。
このチームでは明文化された開発規約が最近できたばかりだったので、規約に準拠したコードがほぼ無く、新しくチームに入った人が混乱してしまうことがあったそうです。
私が新しくチームに参加したらということを考えると、規約に準拠したコードがあればコーディングの細かな部分に悩まずに済みますし、自動生成ツールがあればなおさら楽に進められそうですね。
自由発表
Githubでタスク管理
タスクをIssueをとして登録することで、Githubでタスク管理をするという話でした。 他のタスク管理ツールと比較をすると、プルリクエストなどの開発関連作業含めて1つのアプリケーション内で完結することが利点だそうです。
CfP を書く技術
CfPを書く際に意識したところを、実例を交えて解説していただきました。
※CfPとはCall for Paperの略称で、カンファレンスのスピーカーとして応募する際に必要なものです。トークの内容や必要性などを記載し、主催者はこれを見てトークを採択するか判断します。
画像内の各色は、赤色が推し
・オレンジ色がニーズ
・ピンク色がエモ
を意識して作成されたフレーズだそうです。
またこちらの内容については来月開催される Laravel JP Conference 2019 で登壇し発表します。
LT発表
コードの好みを知りたい
ビアバッシュ参加者の方に対して「どっちのコードが好み?」というアンケート的な発表をしていただきました。今回は4つ事例がありましたが、参加者の好みが分かれるもの、偏るもの様々でした。
どっちが好み?は答えられますが、なぜ好むのかまでは改めて考えたことがありません。それを自分の中で明確にできると書くコードにも一貫性が出せそうなので、一度考えてみようと思います。
おわりに
1月のビアバッシュをダイジェストでお送りしました。 各チームとも課題を解決すべく様々なカイゼン活動を行っていました。課題があることは成長できる余地があるということなので、引き続きカイゼン活動を行っていきます。